こんにちは!
11日の自民党税制調査会で、新たな改正案があがってきました。
テーマは
『産業の新陳代謝』
です。
経済の活性化には、産業の活性化が不可欠です。
そのための税制措置を取ろうということですね。
消費税の増税に向けての景気刺激策でもあると思います。
新陳代謝のための3本柱、
投資減税
ベンチャー投資を促進する税制
事業再編を促進する税制
について解説します。
【投資減税】
ここで対象となる『投資』は、3つあります。
①生産性の向上につながる設備投資
民間の設備投資額を10%向上させ、リーマンショック前の水準に
戻すことを目標としています。
細かな制度設計はこれから行われるようですが、
かなり“思い切った”減税策を打ち出すつもりのようです。
②研究開発の促進
現在の制度を拡充するようです。
増加型上乗措置の控除率を現在の5%から30%に増加、などです。
③中小企業の投資活性化
これも現在の投資促進税を拡充したいようです。
税額控除を7%から12%に、などです。
【ベンチャー投資促進税制】
ベンチャー企業にもっと投資をしてもらおう、という制度ですね。
ベンチャーファンドに出資する際に減税措置があったり、
一定の会社の設立時の登録免許税を軽減したり、
という案が出ています。
【事業再編促進税制】
『攻め』 の企業経営に向けた経営者の判断を促進するため、
組織再編に伴う財務上の負担の軽減や、
“失業なき労働移動” を支援するための措置です。
労働移動については、特に説明がなく、
どのような措置になるのかは不明です。
いかがでしょうか。
まだ未確定な部分が多すぎますね。
企画倒れに終わらせず、使い勝手のよい制度ができることを
期待しています。
現在の日本の開業率は4%程度で、
産業の活性化のためには10%が必要だと言われています。
今のような状況では、リスクを強く感じてしまい、
なかなか開業するのは難しいと思います。
経済が先か、投資(開業)が先か、という議論はあるでしょうが、
たくさんの方が積極的に『よし、やってやろう!』 と思える
活気のある社会になると良いですよね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ブログランキングに参加しています。
更新の励みになりますので、ぜひぜひクリックをお願い致します。
↓ ↓