こんにちは!
来年4月に予定されている消費税の増税。
「8%に上がる前に家を買おう!」
と思っている方も多いようで、住宅業界は活況を呈しています。
し か し !
本当に消費税が上がる前に買った方が得なのでしょうか。
いつ買うの?
今でしょ!
というわけでもないので、少し税制の面から解説したいと思います。
(1)土地の購入には消費税はかからない
家を買う場合、土地と建物を購入しますよね。
マンションでも、僅かながら土地が一緒についてきます。
この時、土地の代金には消費税がかかりません。
消費税増税の影響を受けるのは、建物だけとなります。
首都圏での新築一戸建ての平均相場は、約3,500万円と言われます。
((公)東日本不動産流通機構データ。土地35坪、建物30坪)
そのうち建物の価格を2,000万円とすると、
今回の消費税の増税で受ける影響は約60万円となります。
(2)消費税増税後は、住宅ローン控除が拡大
住宅購入の際には、多くの方が住宅ローンを組みます。
この住宅ローンの残高に応じて所得税・住民税が減税されるのが、
住宅ローン控除、という制度になります。
(詳細はhttp://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1213.htm)
今年中に住宅を購入した場合、購入から10年間、
住宅ローン2,000万円までに対して1%の税額控除が受けられます。
1年で最大20万円ですね。10年間で200万円です。
これが、消費税増税後は拡大されます。
住宅ローン4,000万円までの1%が控除されますので、
1年で最大40万円、10年で400万円が控除されます。
そうすると、
消費税の増税より税金の控除の方が大きくなる場合もあるわけですね。
また、新築ラッシュの影響で建築資材が高騰しているという噂もあります。
(http://ib-sumai.jp/2013/03/post_457_0313_mt_1.html)
そのほかにも、
金利の変動の可能性や
それぞれのご家庭の事情など、
住宅購入には様々な要素があるので一概には言えませんが、
税金だけで考えれば、
増税後に建てた方が得なケースもあります。
少なくとも、
『消費税が上がる前に買わないとダメですよ!』
みたいなセールストークには乗らないようにした方がいいかなと思います。
住宅購入は一家の超重要問題です。
悩んだときは、いつでもご相談にいらして下さい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
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