いつもご覧いただきありがとうございます。
今日からしばらく、『相続』のお話をしたいと思います。
とはいえ、いきなり『節税』とか『遺言』の話はしません。
本当に簡単なところから、なるべく面白く、
徐々に実用的な話にいきたいと思います。まずは、
「そもそも相続って何!?」 という疑問や、
『いまさら聞けない基本的なこと』 から説明していきます。
人は必ず死にます。
ということは、相続は必ず起こります。
他人事だと思わずに、基礎だけで構いませんので、知っておいてください。
それでは、スタートです!
【そもそも相続って何?】
まずは用語の説明から。
『相続 (そうぞく)』
人が亡くなると、その人の財産が持ち主を求めて移動します。
この財産の移動のことを、『相続』または『遺産相続』と言います。
生きているうちに財産をあげると、『贈与(ぞうよ)』となります。
『被相続人 (ひそうぞくにん)』 ・・・ 死んだ人。財産を持っていた人。
『相続人 (そうぞくにん)』
財産(遺産)をもらう人。
基本的には配偶者と子どもです。孫、両親、兄弟がなることも。
遠い親戚の出る幕はありません。せいぜい甥・姪までです。
『遺言 (いごん、ゆいごん)』
自分が頑張って稼いだ財産、それを、死後好き勝手に分けられるのは嫌だ!
という方のための制度。
「自分が死んだらこの財産はだれだれにあげる」と書いておくと、
死後に効果を発揮します。遺書とは違います。
【人が亡くなるとどうなるの】
亡くなった人が持っていた財産が、相続人に移動します。
しかし、財産と言っても、良い財産もあれば悪い財産もあります。
良い財産はお金、土地、家、株など。価値のあるもの。
悪い財産とは、簡単に言えば、借金です。ローン、ツケ、未払金も。
借金も財産のうちです。
どんな借金も、基本的には相続人が引き継ぐことになります。
ですので、財産の内容によって、下記のように行動が変わります。
財産>借金 財産<借金
↓ ↓
欲しい! いらない!
↓ ↓
どう分ける? 誰が負担する?or もらわない(放棄)
まずはこういった問題が生じます。
ピンク色は、相続の問題点です。
どう分ける?が更にこじれて、相続人同士で喧嘩になることがあります。
相続人は基本的に身内です。
身内同士での遺産を巡る争いはかなり熾烈です。大変です。
そんな状態を、相続を文字って『争族 (あらそうぞく)』と言ったりします。
また、借金が多い場合は、財産を一切相続しない、
『放棄』という手段があります。家庭裁判所で手続きをします。
【遺産を分ける時の問題】
仮に財産の方が多いとして、問題は分け方だけではありません。
財産がそれなりにあると 相続税 がかかります。
お金持ちだけでしょ?と思いがちですが、
自宅1軒で相続税がかかる時代がすぐそこまで来ています。
10%~50%の税率で、財産が多いほど税率も高くなります。
分け方によっても相続税は変わりますので、難しいところです。
相続税は基本は現金払いです。
ですから、相続税をどうやって払うか。も問題になります。
【まとめ】
もう一度振り返ってみましょう。
相続が起こると財産が相続人に移ります。
↓
もらいますか?もらいませんか?
↓
もらうのであれば、相続人の中でどう分けますか?
↓
もらうと、相続税がいくらかかりますか?
↓
その相続税をどう払いますか?
これだけの問題が相続にはあります。
更に、いざ亡くなってから困らないように、亡くなる前の対策として、
・分け方で揉めないようにする
・相続税を抑える
・相続税を納めるための資金を用意する
といったことも考える必要があります。
これから、これらの問題への対策方法をひとつずつ書いていきます。
より細かいことや、個別事情に関しては、気軽にご相談下さい。
次回以降の大体の内容は、下記を予定しています。
相続人は誰?
遺言の効力
放棄
相続財産とは
相続税とは
相続税はいくら?
相続税の節税方法
相続で揉めないためには
他に知りたい内容があれば、リクエストして下さいね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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