相続の基本の基本 | 3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

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いつもご覧いただきありがとうございます。

今日からしばらく、『相続』のお話をしたいと思います。

とはいえ、いきなり『節税』とか『遺言』の話はしません。

本当に簡単なところから、なるべく面白く、

徐々に実用的な話にいきたいと思います。まずは、

「そもそも相続って何!?」 という疑問や、

『いまさら聞けない基本的なこと』 から説明していきます。

人は必ず死にます。

ということは、相続は必ず起こります。

他人事だと思わずに、基礎だけで構いませんので、知っておいてください。

それでは、スタートです!



【そもそも相続って何?】

まずは用語の説明から。

相続 (そうぞく)』 

 人が亡くなると、その人の財産が持ち主を求めて移動します。

 この財産の移動のことを、『相続』または『遺産相続』と言います。

 生きているうちに財産をあげると、『贈与(ぞうよ)』となります。

被相続人 (ひそうぞくにん)』 ・・・ 死んだ人。財産を持っていた人。

相続人 (そうぞくにん)』 

 財産(遺産)をもらう人。

 基本的には配偶者と子どもです。孫、両親、兄弟がなることも。

 遠い親戚の出る幕はありません。せいぜい甥・姪までです。

遺言 (いごん、ゆいごん)

 自分が頑張って稼いだ財産、それを、死後好き勝手に分けられるのは嫌だ!

 という方のための制度。

 「自分が死んだらこの財産はだれだれにあげる」と書いておくと、

 死後に効果を発揮します。遺書とは違います。


【人が亡くなるとどうなるの】

亡くなった人が持っていた財産が、相続人に移動します。

しかし、財産と言っても、良い財産もあれば悪い財産もあります。

良い財産はお金、土地、家、株など。価値のあるもの。

悪い財産とは、簡単に言えば、借金です。ローン、ツケ、未払金も。

借金も財産のうちです。

どんな借金も、基本的には相続人が引き継ぐことになります。

ですので、財産の内容によって、下記のように行動が変わります。


財産>借金        財産<借金
  ↓               ↓
欲しい!          いらない!
  ↓               ↓
どう分ける?       誰が負担する?or もらわない(放棄)


まずはこういった問題が生じます。

ピンク色は、相続の問題点です。

どう分ける?が更にこじれて、相続人同士で喧嘩になることがあります。

相続人は基本的に身内です。

身内同士での遺産を巡る争いはかなり熾烈です。大変です。

そんな状態を、相続を文字って『争族 (あらそうぞく)』と言ったりします。

また、借金が多い場合は、財産を一切相続しない、

放棄』という手段があります。家庭裁判所で手続きをします。


【遺産を分ける時の問題】

仮に財産の方が多いとして、問題は分け方だけではありません。

財産がそれなりにあると 相続税 がかかります。

お金持ちだけでしょ?と思いがちですが、

自宅1軒で相続税がかかる時代がすぐそこまで来ています。

10%~50%の税率で、財産が多いほど税率も高くなります。

分け方によっても相続税は変わりますので、難しいところです。

相続税は基本は現金払いです。

ですから、相続税をどうやって払うか。も問題になります。


【まとめ】

もう一度振り返ってみましょう。

相続が起こると財産が相続人に移ります。

もらいますか?もらいませんか?

もらうのであれば、相続人の中でどう分けますか?

もらうと、相続税がいくらかかりますか?

その相続税をどう払いますか?


これだけの問題が相続にはあります。


更に、いざ亡くなってから困らないように、亡くなる前の対策として、

・分け方で揉めないようにする

・相続税を抑える

・相続税を納めるための資金を用意する


といったことも考える必要があります。


これから、これらの問題への対策方法をひとつずつ書いていきます。

より細かいことや、個別事情に関しては、気軽にご相談下さい。

次回以降の大体の内容は、下記を予定しています。

相続人は誰?
遺言の効力
放棄
相続財産とは
相続税とは
相続税はいくら?
相続税の節税方法
相続で揉めないためには

他に知りたい内容があれば、リクエストして下さいね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!



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