カール・ゴッチとトニー・チャールズの思い出
カール・ゴッチはアントニオ猪木と藤原喜明の師匠です。自分はカール・ゴッチが藤原喜明と対戦するのを2回、1981年5月と1982年元旦の後楽園ホールで観ました。
いずれもカール・ゴッチがジャーマン・スープレックス・ホールドで勝利、敗れた藤原喜明は片膝を付いて、後頭部を左手で押さえながらガッチリと握手しました。
トニー・チャールズはドロップキックの名手で、その思い出は国際プロレスにさかのぼります。1969年ぐらいでしょうか。まさに目の覚めるようなドロップキックにTAXMANIA55は釘付けになりました。
飲み会で会ったオカダカズチカに「オカダさんのドロップキックは、トニー・チャールズと双璧だ。」と言ってみたところ、オカダカズチカはちゃんとトニー・チャールズを知っていました。邪道、外道が教えたのかな。
ジョー・マレンコは、カール・ゴッチとトニー・チャールズが、場合によってはビル・ロビンソンも一緒に、硬いパンとチーズで赤ワインを延々と飲んでいる会合に、高校生ぐらいのときに同席したそうです。
ただ、ジョー・マレンコは記憶はかなり曖昧、人そのものに、ほとんど興味がないという印象を受けました。回向院でカール・ゴッチの命日に、その日を入れて三日連続で会ったのですが、目も合わせてくれませんでした。
プロレス関係者やファンに会って「良かった」ということはほとんどありません。プロレスの大切な思い出は、自分の中だけに大切にしまっておいた方が良いのかもしれません。