本当の国税OBならこんな投稿はしないのでは(精査して再投稿)
名古屋国税局のOBを名乗る弁護士が穏やかでない内容の投稿をしています。
臨場感のある、正義感に満ちた投稿のように読めるのですが、何かがおかしい・・・
⑴社長夫人が失禁
「納税者が脱税を認めるまで軟禁」
「トイレに行くことすら許さず」
「社長の妻を失禁」
「税務調査時に、」「脱税」の摘発、「この横暴な職員が許せなくて震えた」ということなら、この方は名古屋国税局査察部に在籍して脱税摘発をしたことになりますが、事実なのでしょうか?
税務調査は劇画や漫画の世界ではないのですから、こんなことが税務調査でそうそうあるとはとても思えません。
事実でないのなら、実際に自分が調査に立ち会っていないのなら、こんな投稿は止めるべきです。
⑵税務職員も人だから
国税から更正処分等を受ければ税額はマックスになるのは一般常識です。
「ガチで戦う税理士」は、審査請求、訴訟等で勝てれば、「追徴税額は圧倒的に少ない」ことになりますが、なかなか勝てません。
通常、税理士は納税者のために審査請求、訴訟等を避けて、国税調査官と折衝して税額を減らす努力をします。
「税務職員も人だから」というのは、国税職員が相手でも丁寧に対応すれば、グレーゾーンについて折衝可能であるという意味も含まれているのです。
この投稿は一般常識と正反対です。
⑶定額減税の混乱
定額減税は、いざ施行の段階で問題が噴出したのが常識です。「混乱することは当初から想定」とは、一体全体、誰が何をどのように想定していたのでしょうか。
「財務省(国税庁)や総務省」とありますが範囲が広過ぎます。どの部署を指しているのか、定額減税の中身を理解しているのか、深い疑念が湧いてきます。
本当の国税OBならこんな投稿はしないのではと思います。