外資系企業のダイレクト人事の理由

 

外資系企業はタックスマネージャーのような重要ポストを本社が日本の子会社に関与させずに直接決めてしまう場合が多い。インタビューは3回から5回、英語で行われる。

 

理由は明白である。

 

日本子会社の経理のトップに任せると、その経理のトップは多くの場合、日本在住が長い外国人なのであるが、優秀な人を部下に選ばない傾向にあるからである。

 

TAXMANIA55も実際に何度か経験したのだが、経理部のトップが外国人だと、その下の重要ポストの人事を直接やりたがる傾向が非常に強い。

 

そして、へんてこりんな候補者を連れてきて、無理やりねじ込もうとする。イエスマンであったり、ガールフレンドであったりである。ここら辺りの公私混同ぶりは、在日期間が長い外国人の方が日本人よりもはるかに凄まじい。

 

「これはまずい」と本社も気が付いて、外資系企業の多くが直接人事をやるようになったのだと想像する。