仕事の真の成功とは何か

 

国税では仕事の成功が将来の成功に全く結びつかないことを、国税職員の大部分が知っている。

 

そして、大卒の多くは国税から脱出しようと数年、いや、10数年間、必死にもがくが、TAXMANIA55のように脱出できるのはほんのわずかであって、大部分は国税で窓際族として一生を終えることになる。

 

国税から脱出できても、給与が下がったり、税理士としてお金が稼げなくて後悔を重ねている人も大勢いるので、安泰な国税勤務、万年ヒラ上席の窓際族も幸せの一つの形と考えた方が良いかもしれない。

 

国税では、調査経験の全くない高卒が40歳前後で国税統括官になってみたり、ずっと大蔵にいて真夜中まで働かされて体を壊した輩や、国税不服審判所等で信じられないような不祥事を起こした輩が、45歳で税務署の副署長になったりである。

 

国税統括官も税務署の副署長も、大卒では、一生かけてもなかなか辿り着けない地位であることは、世の中には全く知られていない。

 

え?そんな馬鹿なことがあるかって?

 

あるのですね(^_^)(^_^)(^_^)

 

外資系の法律事務所や外資系企業で長年働いた経験からすると、国税に横行しているのと同じような理不尽が当たり前のようにまかり通っていることに驚かされる。

 

国税と同じように、多くの民間企業、とりわけ外資系企業では、本来あるはずの競争原理が働いていないのである。

 

外資系企業の場合、日本で地位を得た欧米人の多くは良い意味でも悪い意味でも日本人化してしまう。日本人と結婚して、日本永住を決め込む。

 

そして、周囲を無能なイエスマンで固めようとするのが、競争原理が働かない最大の理由だと思われる。

 

外資系法律事務所や外資系企業の競争原理が働かなくなるという悪い部分だけが日本化するのであるが、これは、ひょっとすると、日本人云々ではなく、「万国共通かな?」とも思ったりするので、TAXMANIA55の中で、今のところ答えは出ていない。

 

税理士の場合、一人でやる仕事には限界があるのは明かである。大きな仕事を個人に依頼するのは、意見書等の作成に限られてしまう。

 

しかしながら、組織での仕事の成功は真の意味での成功には程遠いのも、また、確かである。