ホット・スタッフ・エディ・ギルバート

 

ホット・スタッフ・エディ・ギルバートが注目を浴びたのは、テレビ放映された1983年のタイガーマスク戦であった。確かなプロレス技術で将来が嘱望されるレスラーであった。

 

 

 

その後、素顔でW★INGに参戦したが、好敵手のビル・ダンディ同様、ずんぐり、ムックリの小悪党といったイメージでパッとしなかった。

 

ビル・ダンディ、ジェリー・ローラーもそうであるが、ホット・スタッフ・エディ・ギルバートは、どう見ても175cmぐらいしかなかったのではないか。

 

 

テネシーでの大活躍が伝えられるレスラーが全日本プロレスに来れなかったのはこれが最大の理由かと思う。

 

 

ゴムの仮面を被ってブギーマンに変身するが、リング上で仮面を脱ぎ、弟のフレディ・クルーガーことダグ・ギルバートと一緒にW★INGの団体批判という前代未聞の事件を起こしている。

 

ホット・スタッフのあだ名の通り、喋りの達者さとブッカーも務めるようなプロレス頭の確かさで台頭したホット・スタッフ・エディ・ギルバートにとって、W★INGの指示によるブギーマンへの変身は屈辱以外の何ものでもなかったと想像する。

 

ホット・スタッフにはヤバイ奴の隠語もあってか、その名の通りコカインの過剰摂取による心臓麻痺により33歳で亡くなっている。