外科医が語る青龍刀で切られた話
約30年前、新宿の歌舞伎町で聞いた話である。
「あんな傷、初めて見たよ」新宿で開業医をしているJ君が魔王をロックであおりながらつぶやいた。J君、話すうちに恐怖がよみがえったのだろうか、全然酔えないようである。
中国系の若い男が運ばれてきて、左肩から血をダラダラ流している。傷口を見るとパックリ口を開けていてその切り口が見たこともないほど深く、骨まで達していたという。
片言の日本語で話すのだがなかなか通じない。何でやられた、ナイフか日本刀かと筆談で聞くと、「青龍刀」と書いて、背中から取り出す仕草をしたそうだ。
青龍刀と聞いてTAXMANIAが連想するのは下の図柄だ。確かに、背中に刀を刺しているよね(笑)。
http://www.chugen.net/sangokushi/sangokushi017.html
そんな阿呆な・・・・・しばし絶句したJ君だけど、まあ、最近の新宿は何でもありかなと自分を納得させたそうだ。青龍刀かよ・・・・・