エリック一家の呪いの正体


映画、アイアンクローを観た。


秀作であるが、エリック一家の呪いの正体には、ヒントだけが散りばめられているだけで、呪い(curse )の言葉だけが断片的に何度も、何度も中途半端に繰り返し語られたのが気になった。


母方の家系に不幸が多く、お母さんが自分の生まれた家の絵を観ながらその多くを語らない場面が出てくる。母方の家系にドイツ系のフリッツ・フォンの名前があって不幸が多かったのは事実と考える。


主人公の息子の名前を父親改姓前の名前で届ける場面では、父親のフリッツが本来の名前を改姓したことが示唆される。ひょっとして、フリッツ・フォンの名前はリングネームだけではなかったということなのだろうか?


TAXMANIA55は、フリッツ・フォン・エリック一家はユダヤ系の敬虔なクリスチャンとばかり思っていた。それが事実であれば、ナチのギミックで大金を稼いだことは許されざる行為として非難の対象になっていたことも想像に難くない。