アントニオ猪木の教え-「もうだめだ、もう終わりだ」と思ったところから本当の人生は始まる(書き直して再掲)-

 

アントニオ猪木の世紀の一戦、モハメド・アリ戦をご存知ですか?

 

がんじがらめのルールに縛られて、アントニオ猪木は命懸けでモハメド・アリと戦いました。

 

1976年6月26日、場所は日本武道館です。

 

命を懸けて戦ったモハメド・アリ戦の直後、アントニオ猪木を待っていたのは、心ない観客の罵声と嘲笑でした。ルール問題を知らされていなかった観衆は、アントニオ猪木を卑怯者と罵りました。

 

元テレビ朝日アナウンサーの舟橋慶一先生によれば、試合終了後、アントニオ猪木は、日本武道館の薄暗く光る緑の非常灯を睨みながら、人知れず涙したそうです。

 

そして、疲れ果てて倍賞美津子が待つ代官山のマンションに帰ると、ちょうどNHKの報道番組をやっていたそうです。

 

モハメド・アリ戦をNHKの磯村は、あろうことか「NHKが放送するまでもない茶番劇」と酷評し、切って捨てたのです。ろくろく取材もしなかったNHKは、この異種格闘技戦の歴史的な重要性を全く理解できませんでした。

 

アントニオ猪木は愛妻の前で再び涙を流したそうです。

 

モハメド・アリ戦の失敗で新日本プロレスは莫大な借財を負い、アントニオ猪木の評判は地に堕ちました。

 

かく言う私、TAXMANIA55こと細川健(ほそかわ たけし)も、「もうだめだ、もう終わりだ」と思ったことは一度や二度ではありません。

 

その度に私を立ち直らせてくれたのは、愛妻の洋子先生の優しい笑顔でした。

 

人生、結局のところ諦めない人が勝ちます。そして、「もうだめだ、もう終わりだ」と思ったところから本当の人生は始まることをアントニオ猪木は教えてくれたのです。

 

 

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