特定の権力者へのゴマスリ、それはどこにでもあること

 

TAXMANIA55が国税を辞めて外資系の仕事をするようになり、本当に驚いた一番の出来事は、特定の権力者へのゴマスリはどこの組織でも当たり前のようにあるという事実であった。

 

「この人、何でここに勤務できているのだろうか?」

 

そういう人がどの外資系の職場にもいた。そこには、ゴマスリ命、仕事の実力は二の次、三の次という国税と同じ薄汚い構造が当たり前にように広がっていることが分かった。

 

そして、誤解や批判を恐れずにはっきり言うと、その構造の主役は、「お局さん」と呼ばれる怪しげな中年女性であった。

 

ロイヤー同士やロイヤーと秘書が話をしていると何となく話に入って来たり、聞き耳を立てていることが分かり、どうも、普段は仕事をほとんどしていない、ただただ、組織の特定の幹部のためにロイヤーと秘書の情報集めをしているだけということが分かった。

 

一番最初、なぜ、その構造が分かったかというと、仲の良い秘書にしか話をしていない米国と西ドイツに3週間休暇も兼ねて出張する計画が、幹部に漏れていたことにある。

 

不確定だったローランボック関係者がいる「西ドイツ」訪問は、その秘書にしか話をしていないし、その秘書は性格的にベラベラ他人から聞いたことを喋るような人ではなかった。

 

「西ドイツに知り合いでもいるの?」雑談中に、幹部のロイヤーにはっきりと聞かれたのである。


旅行計画書にアメリカ🇺🇸しか書いていなかったことをその幹部は見落とした、お局情報が混ざってしまったと推測している。

 

そんな、タチの良くない中年女性が狭い職場の中に複数いるのであるから、その息苦しさは計り知れないものがあった。

 

数多くの外資系組織に関わったが、同じような話はどこにでもあった。


年齢がそこそこもいっている中年女性、資格やノウハウはない、仕事の実力はもちろん性格にも問題がある、多少英語ができるだけ・・・・・

 

「この人、何でここに勤務できているのだろうか?」

 

今回の松本人志の事件も構造は全く同じことだと思う。

 

まず、若い女性を集めてパーティを主催する小沢一敬のような、小判鮫がいる。

 

事実関係が不明確で争いがあるので文春と吉本興業のどちらが正しいかは分からない。

 

しかしながら、小沢一敬は松本人志やそのシンパのテレビ局関係者から、その実力とは無関係に仕事を継続的にもらっていたのは事実であろう。

 

外資系のお局女性のように、小沢一敬は何らかの便宜を松本人志やテレビ局の有力者に供与し続けていたのである。

 

「小沢一敬は全然面白くない」というお笑いマニアの声には、お笑い大好きなTAXMANIA55も全部ではないが、一部同意するところがある。

 

そして、怪しげなパーティに群がる若い女性が現実に大勢いるのである。

 

その多くがタレントやモデルの卵と呼ばれる若い女性であり、全く事情を知らない素人の女性も多少はいたかもしれない。

 

その怪しげなパーティに群がる若い女性には、仕事が欲しい、有名タレントやテレビ局関係の有力者と仲良くなりたいという強い欲求がある。

 

今回の松本人志の事件、有名タレントやテレビ関係者にゴマスリをする構造、特定の権力者へのゴマスリ、それは世界中のどこにでもあるということが本質ではなかろうか。