人生は出会いと選択、良い出会いと選択のためには

 

よく人は運が良いとか悪いとか、ツキが回ってきたという言い方ををします。

 

実際、自分の実力や努力だけではどうにもならない全体の流れのようなものがあって、その流れを如何につかむかが人生の成功のためには重要です。

 

つまり、「人生は出会いと選択」とよく言いますが、良い出会いと選択のためには、本人の体調と心構えが重要なのです。

現役時代、賭け麻雀の世界で無敗のまま引退した桜井章一が、その著書の中で運のつかみ方について話をしていますが、非常に興味深い内容です。

正確な文章は覚えていませんが、桜井章一は運を点や線で捉えるのではなく、立体的に捉えることが重要であることを強調しています。

 

また、運とは球形をしたボールのようなイメージであり、それを受け手である自分が如何に自然体で、それでいて積極的に受けることができるかが重要であるとも述べています。

TAXMANIA55自身も、運というものが球形をしていて、丁度、炎に包まれたモヤモヤとした球形のものであるという点には共感するものがあります。

 

そして、その球形のようなモヤモヤしたものは受け手の状態によって如何様にも変化するものなのです。受け手の状態が良いとそれを丁度体全体を使って両腕で絡め取るように受け止めることができるような気がします。

 

あくまで、TAXMANIA55自身が成功したときのイメージですが。

受け手の状態が、とりわけ、精神状態が悪いと、やってきた運は瞬く間に小さく萎み、消えてなくなってしまいます。

 

首痛と右足痛を抱えていて精神的に参っている、2023年4月10日(月)のTAXMANIA55が、ちょうどそんな状況です。

 

これは、チャンスの神様、カイロス(Kairos)が前髪しかなくて、通り過ぎたときには掴めないというギリシャ神話に類似しているように思います。

 



直木賞作家の山本一力は、運のつかみ方について、賞の落選の連続や一担当者による原稿の度重なる書き直しに対してどのように自分の対応を変化させたのかという具体的な例を挙げて説明しているのが興味深いです。

 

執念深く小説を血眼になって書き続けながら、しなやかな姿勢を失わず、さらに自分を少しづつ確実に進歩させたところに現在の流行作家としての成功の秘訣があると自己分析しているます。

 

まさに、柳に枝折れなしですね。

http://www.jinzai-bank.net/edit/info.cfm/tm/043/

山本一力に言わせれば、「そのときは『つらい』『なんてツイてないんだ自分は』って思うかもしれないけど、実は長い目で見たらその方がツイてたなんてことが往々にしてある」のであって、如何に運を自分自身のあり方、とりわけ、精神的な状態の在り方によって変化させられるかを上手に説明しています。

TAXMANIA55は麻雀はやらないし、流行作家を目指している訳でもありません。

 

しかしながら、この2人に共通する強靱かつしなやかな心のあり方は、運をつかみ取るために学ぶ必要があるのではと思います。