隣の土地、買いませんか?と言われました。
ざっくり計算します。
4月は固定資産税の季節ですしね。
固定資産税は、固定資産税評価額×1.4%です。
同時に賦課される都市計画税は評価額×0.3%です。
ただし、宅地の場合は特例措置があって、
固定資産税=評価額×1/6×1.4%
都市計画税=評価額×1/3×0.3%です。
(土地全てが200㎡までの小規模住宅用地の場合。)
今売りに出ている土地は2300万です。
値上がり続けていますが、
仮に購入したとして、ランニングコスト(固定資産税)を考えてみると、
我が家の土地の評価を見てみると、評価額=実勢×0.6くらいなので、
2300万×0.6×1.7(1.4+0.3)%=23.46万。
ざっくり年1%くらいかかるということです。
加えて、不動産の購入、売却手数料ですね。販売価格の3%+3%がとられます。
あと登録免許税。買うとき(所有権移転登記とローンの抵当権設定登記)と売るとき(ローンあれば抵当権抹消登記)です。
全額キャッシュで買うとしても、所有権移転登記で購入金額の1.5%がかかります。
おっと、買値と売値が大体同じとして、これですでに7.5%ですね。。。
何の問題もない土地でこれだけかかります。
2年持ってたら10%ですね。
ということは、短期売買を目指すなら2年で10%以上上がらないとペイしないということです。
長期、仮に10年としたら10.75%。年1%くらいは上がってそうなので、長期で持った方がまだましか。
購入売却時の手数料等のインパクトが大きいので、長期で持っていると当然のことながらその影響は希薄化します。
譲渡益税も安くなるし。
でもなぁ、うーん。。。。。。
しかも宅地として使用しなければ居住用財産の3000万の特例や特定居住用財産の譲渡損失の繰越控除(住宅ローン残債下で損出たとき3000万まで3年間総合所得から控除できる。まぁ値上がりしている状況なので損はでないかな)も使えない。
昔のバブルの時代ならいざ知らず、今は居住用なり事業用なり、利用しないのに投資目的で土地を購入する、というのは、あまりいい方法ではないのかなと思います。
当たり前か、買ったら貸すなりなんなりして、運用しないとね。
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