先日、サッカー元日本代表監督の岡田武史さんがYouTubeで対談動画に出ているものを視聴しました。
その内容がとても興味深く・今の仕事にも通ずる部分がありましたので、その内容について簡単でありますがご紹介させて頂きます。

「組織におけるマネジメント」について一番大事にしていることは何か?と聞かれた岡田元監督は、「選手の存在を認めてやる」ことが一番大事であり・全てのベースにあるとお話しされていました。
もしかしたら、W杯で一度も使わない可能性がある選手に対しても細目にコミュニケーションを図り、「俺はちゃんと見てるよ・必要としているよ」というように、選手の存在を認めることが最も大事な点であるとのお考えをお持ちでした。これは会社でも同じことが言えて、例えば部下が出社してきた際に、「おはよう」だけでなく、「昨日の●●どうだった?うまくいったか?」、「今日は元気がいいな!」等の挨拶に加えたコミュニケーションを図り、お互いに感情の共有をすることが信頼関係の構築にとって大事な点であるともお話をされていました。

加えて、組織におけるマネジメントに関し、良くないところとして以下の点を挙げていました(日本ではありがちな点として)
    強いチーム・結果が出ている組織を分析すると「一体」であることが共通項としてある。
    しかし、一体はあくまで結果であって、それを目的化にしてしまうと、失敗つながるケースがある。
例えば、サッカーで例えた場合、20人いるメンバー全員がお互いに仲がいいということはない。
「どうもあいつのことは好きではないけど、パスを出したら決めてくれる」、「ボールを止めてくれる」等の勝つためにお互いの存在を認め合い・信頼し合い、それで結果が出ることが一体につながる(勝つチームになる)と仰っていました。

上記の内容は動画内のほんの一部のお話であり、まだまだ他に貴重なお話をされていました(文字数の関係でここでは割愛させて頂きます)
自分に置き換えて考えた際にも、前職時代含めて組織マネジメント論のフレームワークは学んだ経験はありましたが、こういった生の声・お考えはなかなか触れる機会がなかったのでとても勉強になりました。
今の時代は組織におけるマネジメント(指導・教育含めて)は難しい時代になってきていると思います。が、やはり大事なことは岡田元監督が仰るように「相手の存在を認める」ことが全てのベースになると思いますので、今後は様々な面で動画を視聴して感じたこと・学んだことを含めて生かしていけたらと、改めて思ったところです。

以上、簡単ではありますがご紹介含めて記載させて頂きました。

並木