先日、自然を求めて東京湾にある「猿島」に初めて行ってきました。
この島は東京湾唯一の自然島とのことで、釣り、BBQ、森の散策などが楽しめます。
島の大きさは、東西約200m、南北約450m、周囲約1.6kmで、横浜スタジアムグラウンド約4個分ほどです。

横須賀中央駅から徒歩15分くらいのところにフェリー乗り場があり、乗船から約10分で島に到着します。
上陸後、まずは島のことを知ろうと30分のガイドツアーに参加しました(90分のツアーもあるようでしたが脚に自信がなかったので30分の方を選択しました)。

猿島は昔、陸軍・海軍の要塞として使われていて、敵からこの島に要塞があることを知られないように森に紛れるかたちで発電所、弾薬庫、宿舎などが建設されていました。
そしてなんと、発電所は今でも使っているそうです。

ガイドツアーでは、敵に見つからないように元の地面よりも5~6m低く道路をつくるために山を切り開いた話、一見おしゃれに見えるレンガの色ムラは単にレンガを焼く技術の精度にムラがあったためだったという話、灯りが電気ではなくまだ火だった頃に弾薬庫の見回りを安全に行うために弾薬庫の隣に沿うように小部屋を作ってそちらに灯りを置くことで弾薬に火がつかないように工夫していた話 などなど、要塞の歴史を知ることができて楽しかったです。

ツアーの後は、猿島の森を自由に散策しました。
散策中にセミの合唱に混ざって、うぐいすの鳴き声が時折聞こえました。
夏にうぐいす?と思いましたが、清涼感のある音色は心地よかったです。

頂上まで行き、しばらく木陰で休みました。
木陰で心地よい風にあたりながら木々のざわめく中、暫くぼーっとした時間は至福の時でした。

今回初めて訪れた猿島ですが、東京駅からのアクセスも悪くなく、また森も海も感じられる素敵なスポットで大満足でした。
皆さんもよかったらぜひ「猿島」をチェックしてみてください。

 



橋本