チョコレートについて | 本格フレンチシェフ喜多村の料理教室【少人数制】

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おはようございます(●^o^●)広島県福山市で料理教室をしています、デザートも教えるフレンチシェフの喜多村です。

今日は『チョコレートについて』書かせていただきますね。

手作りチョコレートでバレンタインチョコレートを作った時によく失敗するのが【つやがなくなる】ですよね、「どうして表面がしろくなるの?」ってことありませんでしたか?


それはですね~チョコレートの原料はカカオ豆なんです、このカカオ豆に含まれる脂肪をカカオバターと言います、でカカオバターには仲の悪い性質の異なる結晶型があって、溶かしただけで放置しておくと均一に結晶せず、つやがなくなるし、食べる時ざらついてしまいます。

均一に結晶させて、つやよくなめらかにするには、温度調整作業の

テンパリングが欠かせませんよ




テンパリングとは、チョコレートに含まれるココアバターの結晶を安定化させることを目的とした温度調整です。


手順としては、一旦チョコレートの温度を50℃前後まで上げて全ての結晶を溶かします(液状にします)。次に空気を入れないように攪拌しながら27℃まで温度を下げます。そして再度32℃に温度を上げます。

結晶が最も安定する温度が32℃なので、この温度を保ったまま作業するとよいでしょう。


ただし、ミルクチョコ、ホワイトチョコは、成分中の粉乳がカカオバターの凝固を妨げるため、スイートチョコよりも融点が低くなります。これはチョコレートメーカーによって、若干差がありますよ