私の過食症歴⑥ で書いたように、
ピン!ときたものに、黙々と取り組む日々。


すべては、
自分と向き合うために。
今世での生き方を見直すために。

その中でも、過食嘔吐の克服に、
すごく貢献してくれたものは、次の3つかな。


1.マクロビオティック(玄米菜食)
2.瞑想(ヴィパッサナー瞑想)
3.チネイザン(氣内臓セラピー)



~・~・~・~・~・~・~・~

1.マクロビオティック

これも直感で通いはじめた
マクロビオティックの元祖!
リマ マクロビオティック クッキングスクール
(新宿・池尻大橋)


もともと お肉はそんなに好きじゃなかったんだけど、
これを機に玄米菜食へシフト。





…といっても、過食嘔吐は続いていたので、


料理教室で、体に良い料理を作って、食べて、
教室の終了直後に吐いてしまう…という日もあって、

「あ~もったいない。何をしてるんだろう私は。」
と、残念な気持ちになることもあった。


だけど、とにかく、
可能な限り、マクロビ食にこだわる!


マクロビ食というか、
「本物の食べ物」の探究 & 探求。


・玄米は自然栽培のものを取り寄せ
・調味料は昔ながらの製法のもの
・添加物の入っていないもの
・白砂糖はなるべく避ける
・発酵食品や乾物も積極的に
・野菜もなるべくオーガニックや自然栽培


などなど、
とにかく、自分の身体に取り入れるものを、
入国審査のように、チェックして、自覚する。



だから、「あ~過食したい!」
という衝動が起きても、
店で商品の裏をチェックして、
なるべく添加物の入っていないものを選ぶように。


そして、食べて、吐く…ww


なので、一時的には、
一回分の過食嘔吐の単価は上がってたかも。


だけど、
「たとえ吸収したとしても、これは身体に悪さしない」
というのは、頭で理解しているから、
「絶対に吐かないと!落ち着かない!」
という強迫観念のようなものは薄れたし、


「まぁ、吐いちゃっても大丈夫だよ~」
(自分、いい子、いい子)と、
過食嘔吐に対する罪悪感も消えていった。


そして、玄米って、
ちゃんと土鍋で炊くと1時間半もかかるんだけど、

「その玄米が炊ける時間を待てる私、スゴイ!!」
と、食にありつくまで、落ち着いていられる自分に
感動する日も増えていった。


食を変える → 細胞が変わる → 心身に変化!


これを本当に実感した。


ジャンクなものを食べ続けていた頃は、
心身もジャンクになっていた気がする。

思考が雑。行動が雑。


でも、丁寧に育てられた野菜、
心をこめて調理された料理を食べていると、


いつまでも満たされないような渇望感が消えて、
心に余裕が生まれ、自他に対して優しくなれる気がした。


(具体的に、どんな食べ物・食べ方がおススメかは、
このblogで少しずつ紹介していきたいと思います。)


要は、自律神経なのだな。


ジャンクなもの(添加物・白砂糖)を摂取すると、
『過食スイッチ』が入りやすいことを発見!!!


あっという間に自律神経をコントロールできなくなって、
狂ったように食べはじめてしまう。


そして、ジャンクなものには中毒性があるから、
食べて吐くのはシンドイって頭ではわかってるのに、


「過食スイッチ、入れたい! 入れなきゃ死ぬ!」

みたいな、アルコール中毒等と同じようなことが、
身体の中で起こっていたのではないかと思う。



マクロビを始めて、食への意識を変えて、
半年・・・1年・・・1年半・・・
少しずつ、でも確実に症状は軽くなっていった。



それでもまだ、1日に1回(大抵は夜)は
吐いていたのだけれど、
『過食スイッチ』が入る回数が、明らかに減った。


気持ちとしては、
「うーーーん、食べなくても良いんだけどなぁ。
あぁーーー吐かなくても良いんだけどなぁ。
でも、吐いておいた方が、安心して寝られるから、
ちょっと食べよう。ちょっと吐こう。」

そんな感じ。


だから、「過食」というほどの過食ではなくて、
「吐こう」と決めてから、
パン一つ 食べて、
パン一つ分 吐いたら終了。


みたいな感じ。


『過食スイッチ入って、制御不能!』
ではなくて、
『吐こうと自覚して、食べて、吐く』
この違いが、とてつもなく大きい。



(たまーに、ビュッフェとか行くと、
爆発してしまったんだけどね。)



なので、過食嘔吐用の出費も、時間も、
ピーク時に比べて、すごく減った。


1日 何千円も → 数百円以下に。

1日 何時間も → 30分くらいに。



だけどね、その最後の1本が、
なかなか止められないのです。



たぶん、喫煙する人が、
以前は1日に 20本 たばこ吸ってて、
1日に 1本 までは減らせたんだけど、
なかなかその、最後の1本はやめられない。


そんな状況と似ているのかなぁ~と、
たばこは吸ったことないけど、思ってました。


頭では、
「もう過食する必要も、嘔吐する必要も、ない」と、
わかっちゃいるけど、止められない。


だって、途中約5年間、
症状が止まっていた時もあるから、
吐かなくっても太らないし、
大丈夫だって知っているのに。


摂食障害の、最後の火を消すには、
完全に卒業するには、
あともうちょっと、
あともうちょっと、何かが必要でした。



→ 私の過食症歴⑧へ続く