放射線量の上限を一気に上げる気か ~厚労省に電凸してみた
放射線量の上限を一気に上げる気か ~厚労省に電凸してみた
(よらしむべし、知らしむべからず)
厚生労働省が俄仕立ての通達を発した。 -->人体実験始まる ~新手の食品添加物が認可 厚生労働省
食安発0317第3号平成23年3月17日「放射能汚染された食品の取り扱いについて」
ようは原発から大量に放射能が放出されることなんぞ、まったく考えて来なかった。だから指針もなにもなかった。で、急遽、数字を作った。
その通達に関して、大塚耕平厚生労働副大臣が昼のテレビに登場した。
さっそくテレビ朝日「ワイドスクランブル」 コメンテータ川村晃司に「総量」を突っ込まれた。
大塚は「総量で超えないように数値を作った」といい加減なことをゆった。
まさかてきと~に作ったとはいえず、「放射線量の総量」を勘案してつくったと言わざるをえなかったのだろう。
オカシイと思い、本省に電凸して確認した。(すべて自動録音)
厚生省ではそんな細い議論は詰めてなかった。やはり口からでまかせだった。
そもそもが、あの通達は厚生労働省が作ったものではないし、そんな時間もなかった。
だから議論もヘッタクレもない。
あれは原子力安全委員会が「ICRP」がもっている数値をいじって捏ねくりあげたもので、厚労省は単にそれをそのまま引用したに過ぎないものだったと担当官が説明してくれた。
だったら「ICRP」の数値をそのまま使えばいいじゃないかと突っ込んでみたが、そこもやんわりと冗談っぽくやった。
人は毎日多量の水をとり、野菜も肉も魚もいただいている。通達の数値まで放射能が混入してくるのが常態となれば、現在の上限値年間1000マイクロシーベルト(1ミリシーベルトと同量)を軽く超えてしまう。
水だけをみても1ミリシーベルト/年間を超えてしまうほどの新・規制値になっている。
特に乳幼児や妊婦は放射線にはシビアにならなければならず、この通達が出されたからとゆって安易に変更することは許されない。
もしも、さらに放射能汚染が進み、食べるものが本当になくなるという非常事態になれば規制値を緩めることもありうる。
が、その場合でも前提として放射線量がきちんと管理される体制ができたあとのことになる。
なにもないうちから壁を取っ払うことは許されない。
この件について「楓」さまが、実に適確なコメントをくださったので、ここでご紹介する。
内部被曝についての計算である。
突然のコメントにも関わらず、丁寧なご回答有難うございます
広瀬隆氏が著書「東京に原発を!」で記されていたことが現実になっているように思います
情報隠しに始まり食品の基準の緩和・・・
ただ、当時とは違いインターネットの発達によって情報の隠蔽はほぼ不可能であることが救いです
これは25年前の著書ですが、氏の慧眼には恐れ入るばかりです
氏は週刊朝日4/1号より緊急連載として2頁の記事を書かれていますが、同号の記事によれば、火力及び水力発電所の復旧が完了すれば東電管内の電力供給は問題がないようです(エネルギー・経済統計要覧を基に作成された資料を掲載していますので信憑性は高いと思われます)
だとすれば、計画停電は別の目的があったのではないかと勘ぐりたくなります
さて、指標を掲載してくださいましたが、この表の単位はBq/kgですので、内部被曝についての線量換算表が掲載されている下記URLを紹介いたします
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html
飲料水のセシウム(Cs137)1L(1kg)を例にしますと、その上限値200Bq/kgの状態で経口摂取した場合
200Bq/kg×1.3÷100,000,000=2.6μSv
となります
実効線量係数として紹介されていますので、摂取してから排出されるまでの期間(Csであれば100~200日)の間に被曝する線量と思われます
1日3L(調理に使う分も含めると、摂取する水の量はこのくらいでしょうか?)摂取した場合の一年間の「水による」内部被曝線量は、
2.6μSv×3L×365日=2,847μSv=2.847mSv
一般人の被曝線量の上限は1mSv/年だったと思うのですが・・・
どのような基準でこの基準を定めたのか疑問です
この換算表が、貴ブログを閲覧された方々の参考の一助となれば幸いです
通達:食安発0317第3号平成23年3月17日「放射能汚染された食品の取り扱いについて」を再掲
◯ 飲食物摂取制限に関する指標
核種 原子力施設等の防災対策に係る指針における
摂取制限に関する指標値(Bq/kg)
放射性ヨウ素
(混合核種の代表核種:131 I) 飲料水 300
牛乳・乳製品 注)
野菜類
(根菜、芋類を除く) 2,000
放射性セシウム 飲料水 200
牛乳・乳製品
野菜類 500
穀類
肉・卵・魚・その他
ウラン 乳幼児用食品 20
飲料水
牛乳・乳製品
野菜類 100
穀類
肉・卵・魚・その他
プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種
(238Pu,239Pu, 240Pu, 242Pu, 241Am, 42Cm, 243Cm, 244Cm 放射能濃度の合計) 乳幼児用食品 1
飲料水
牛乳・乳製品
野菜類 10
穀物
肉・卵・魚・その他
注)100 Bq/kgを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導すること。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf
※※ 重要
注)を読み変えれば、100 Bq/kg以下なら乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使っても差し支えない、ことになる。
担当官に「厚労省は密かに1ミリシーベルト/年を取っ払い、5とか10にするつもりか」と突っ込んでみた。
(ここでも冗談っぽく、相手を和ませておいてから)
そうだとすると、この通達の数字もまんざらでもなく妥当性がでてくると思ったのでそれとなく振ってみた。
なにやらうなづいていた。
ガンにはなりたくないが、厚労省はここら辺を狙っているかもしれないと感じた。
いま食品安全委員会でこれを詰めている最中であり、通達として発せられた暫定数値が変更になるかもしれないと担当官が教えてくれた。
これに関し、玄葉光一郎国家戦略相もいい加減なことをゆってるのでメモしておこう。
食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。このままだと何も食べられなくなってしまう」・・・
asahi.com2011年3月29日12時22分
食品衛生法の放射線規制値「見直し必要」 戦略相が見解2011年3月29日12時22分
玄葉光一郎国家戦略相兼民主党政調会長は29日午前の閣議後の閣僚懇談会で、農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。
このままだと何も食べられなくなってしまう」と述べ、見直しが必要との認識を示した。
玄葉氏は、原発事故の影響で農畜産品の出荷停止や摂取制限が相次いでいる福島県の選出。
閣僚懇では「規制値が安全に勝りすぎている」と述べ、政治判断で緩和するべきだと訴えた。
民主党の岡田克也幹事長も同様に見直しを主張しているほか、食品安全委員会も議論を始めている。
(よらしむべし、知らしむべからず)
厚生労働省が俄仕立ての通達を発した。 -->人体実験始まる ~新手の食品添加物が認可 厚生労働省
食安発0317第3号平成23年3月17日「放射能汚染された食品の取り扱いについて」
ようは原発から大量に放射能が放出されることなんぞ、まったく考えて来なかった。だから指針もなにもなかった。で、急遽、数字を作った。
その通達に関して、大塚耕平厚生労働副大臣が昼のテレビに登場した。
さっそくテレビ朝日「ワイドスクランブル」 コメンテータ川村晃司に「総量」を突っ込まれた。
大塚は「総量で超えないように数値を作った」といい加減なことをゆった。
まさかてきと~に作ったとはいえず、「放射線量の総量」を勘案してつくったと言わざるをえなかったのだろう。
オカシイと思い、本省に電凸して確認した。(すべて自動録音)
厚生省ではそんな細い議論は詰めてなかった。やはり口からでまかせだった。
そもそもが、あの通達は厚生労働省が作ったものではないし、そんな時間もなかった。
だから議論もヘッタクレもない。
あれは原子力安全委員会が「ICRP」がもっている数値をいじって捏ねくりあげたもので、厚労省は単にそれをそのまま引用したに過ぎないものだったと担当官が説明してくれた。
だったら「ICRP」の数値をそのまま使えばいいじゃないかと突っ込んでみたが、そこもやんわりと冗談っぽくやった。
人は毎日多量の水をとり、野菜も肉も魚もいただいている。通達の数値まで放射能が混入してくるのが常態となれば、現在の上限値年間1000マイクロシーベルト(1ミリシーベルトと同量)を軽く超えてしまう。
水だけをみても1ミリシーベルト/年間を超えてしまうほどの新・規制値になっている。
特に乳幼児や妊婦は放射線にはシビアにならなければならず、この通達が出されたからとゆって安易に変更することは許されない。
もしも、さらに放射能汚染が進み、食べるものが本当になくなるという非常事態になれば規制値を緩めることもありうる。
が、その場合でも前提として放射線量がきちんと管理される体制ができたあとのことになる。
なにもないうちから壁を取っ払うことは許されない。
この件について「楓」さまが、実に適確なコメントをくださったので、ここでご紹介する。
内部被曝についての計算である。
突然のコメントにも関わらず、丁寧なご回答有難うございます
広瀬隆氏が著書「東京に原発を!」で記されていたことが現実になっているように思います
情報隠しに始まり食品の基準の緩和・・・
ただ、当時とは違いインターネットの発達によって情報の隠蔽はほぼ不可能であることが救いです
これは25年前の著書ですが、氏の慧眼には恐れ入るばかりです
氏は週刊朝日4/1号より緊急連載として2頁の記事を書かれていますが、同号の記事によれば、火力及び水力発電所の復旧が完了すれば東電管内の電力供給は問題がないようです(エネルギー・経済統計要覧を基に作成された資料を掲載していますので信憑性は高いと思われます)
だとすれば、計画停電は別の目的があったのではないかと勘ぐりたくなります
さて、指標を掲載してくださいましたが、この表の単位はBq/kgですので、内部被曝についての線量換算表が掲載されている下記URLを紹介いたします
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html
飲料水のセシウム(Cs137)1L(1kg)を例にしますと、その上限値200Bq/kgの状態で経口摂取した場合
200Bq/kg×1.3÷100,000,000=2.6μSv
となります
実効線量係数として紹介されていますので、摂取してから排出されるまでの期間(Csであれば100~200日)の間に被曝する線量と思われます
1日3L(調理に使う分も含めると、摂取する水の量はこのくらいでしょうか?)摂取した場合の一年間の「水による」内部被曝線量は、
2.6μSv×3L×365日=2,847μSv=2.847mSv
一般人の被曝線量の上限は1mSv/年だったと思うのですが・・・
どのような基準でこの基準を定めたのか疑問です
この換算表が、貴ブログを閲覧された方々の参考の一助となれば幸いです
通達:食安発0317第3号平成23年3月17日「放射能汚染された食品の取り扱いについて」を再掲
◯ 飲食物摂取制限に関する指標
核種 原子力施設等の防災対策に係る指針における
摂取制限に関する指標値(Bq/kg)
放射性ヨウ素
(混合核種の代表核種:131 I) 飲料水 300
牛乳・乳製品 注)
野菜類
(根菜、芋類を除く) 2,000
放射性セシウム 飲料水 200
牛乳・乳製品
野菜類 500
穀類
肉・卵・魚・その他
ウラン 乳幼児用食品 20
飲料水
牛乳・乳製品
野菜類 100
穀類
肉・卵・魚・その他
プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種
(238Pu,239Pu, 240Pu, 242Pu, 241Am, 42Cm, 243Cm, 244Cm 放射能濃度の合計) 乳幼児用食品 1
飲料水
牛乳・乳製品
野菜類 10
穀物
肉・卵・魚・その他
注)100 Bq/kgを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導すること。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf
※※ 重要
注)を読み変えれば、100 Bq/kg以下なら乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使っても差し支えない、ことになる。
担当官に「厚労省は密かに1ミリシーベルト/年を取っ払い、5とか10にするつもりか」と突っ込んでみた。
(ここでも冗談っぽく、相手を和ませておいてから)
そうだとすると、この通達の数字もまんざらでもなく妥当性がでてくると思ったのでそれとなく振ってみた。
なにやらうなづいていた。
ガンにはなりたくないが、厚労省はここら辺を狙っているかもしれないと感じた。
いま食品安全委員会でこれを詰めている最中であり、通達として発せられた暫定数値が変更になるかもしれないと担当官が教えてくれた。
これに関し、玄葉光一郎国家戦略相もいい加減なことをゆってるのでメモしておこう。
食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。このままだと何も食べられなくなってしまう」・・・
asahi.com2011年3月29日12時22分
食品衛生法の放射線規制値「見直し必要」 戦略相が見解2011年3月29日12時22分
玄葉光一郎国家戦略相兼民主党政調会長は29日午前の閣議後の閣僚懇談会で、農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。
このままだと何も食べられなくなってしまう」と述べ、見直しが必要との認識を示した。
玄葉氏は、原発事故の影響で農畜産品の出荷停止や摂取制限が相次いでいる福島県の選出。
閣僚懇では「規制値が安全に勝りすぎている」と述べ、政治判断で緩和するべきだと訴えた。
民主党の岡田克也幹事長も同様に見直しを主張しているほか、食品安全委員会も議論を始めている。