1979年は「アニメが進化した年」だった? 『ガンダム』放映に『カリオストロの城』公開

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1979年「アニメが進化した年」というのには勿論、異論はありません

 

ソース先の記事で書かれている、TV版「機動戦士ガンダム」劇場版「銀河鉄道999(The Glaxy Express 999)」「ルパン三世 カリオストロの城」の3作品は後世までに語り継がれる名作なのは紛れもない事実です。

 

それ以外にも書かれている、第2期「サイボーグ009」、「赤毛のアン」、「ベルサイユのばら」の3作品も紛れもない名作でしょう。

 

ただし、特撮ファンでもある私としては、この2作品も忘れないで欲しいものです。

 

まず、1つ目に挙げる作品アニメのウルトラシリーズの作品として知られている「ザ☆ウルトラマン」です。

 

今までのM78星雲からやってきたウルトラ戦士たち(※厳密には「ウルトラマンレオ」のレオとアストラはL77星出身ですが、世界観は繋がっています。)とは世界観が明らかに異なるU40からやってきたウルトラマンジョーニアスヒカリ超一郎と一体化し、科学警備隊の面々と共に地球を怪獣や宇宙人たちから守る為に戦います

 

今までのウルトラシリーズと違い、主人公のヒカリがウルトラマンである事を言い出せずに苦悩する描写が多く、映像媒体が特撮からアニメに変わっただけではなく、作品の内容でもこれまでのウルトラシリーズとは一味違う物になっています。

 

また、後半は悪のウルトラ戦士のプロトタイプともいえる、ヘラーが自身の軍団を率いて、U40や科学警備隊の面々と戦うというのもこれまでのウルトラシリーズとテイストが違う作品なので、機会があれば試しに視聴して観るのも良いでしょう。

 

2つ目に挙げる作品はアニメではなく、特撮作品になってしまいますが、スーパー戦隊シリーズ第3作目「バトルフィーバーJ」です。

 

今でこそ、毎年続いている特撮シリーズとして有名なスーパー戦隊シリーズですが、実は言いますと、大ヒットした第1作目「秘密戦隊ゴレンジャー」の後の第2作目「ジャッカー電撃隊」視聴率が振るわなかった事もあり、35話で打ち切りを喰らい、スーパー戦隊シリーズは一時中断した事もありました。

 

「ジャッカー」の後に放送された東映版「スパイダーマン」に登場した巨大ロボットレオパルドンが人気があった事から、新作の「バトルフィーバーJ」にも巨大ロボを出そうという事でバトルフィーバーロボが登場しました。

 

勿論、元となった作品は東映版「スパイダーマン」でしたが、一時期、中断したスーパー戦隊シリーズに巨大ロボを登場させ、それ以降は毎年、途切れる事なく新作を作り続ける「切っ掛け」になったと考えると「バトルフィーバーJ」のスーパー戦隊史及び、特撮史における功績は大きいと言えます。

 

まあ、私らしくアニメというより特撮寄りの話になってしまいましたが、ソース先の記事以外にも1979年には画期的な作品があったという事を知ってもらいたいと思ったので、今回書かせてもらいました。

 

後、上記の2作品ほど、エポックメイキングな存在ではなかったので、長文では書きませんでしたが、タイムボカンシリーズ第3作目の「ゼンダマン」タイムボカンシリーズのお約束を固めた作品としては評価されて欲しいです。

 

この記事を書いていて、改めて1979年がアニメ界と特撮界に於いて画期的な年だったというのを感じたハイブリッジでした。