『Gマジンガー』主人公のモミアゲが細くなったワケ 大ヒットに垣間見る制作陣の苦悩
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「グレートマジンガー」の主人公の剣鉄也が前作「マジンガーZ」の兜甲児に比べて人気が無かったという話について。
これに関しては、前作「マジンガーZ」から登場しているボスと彼の子分であるムチャとヌケに対して、鉄也及び「グレートマジンガー」のヒロインである炎ジュンの2人がボスたちの事を当初は格下として見下していた態度で前作からの視聴者の子供たちから不評を買ってしまったのです。
勿論、徐々にボスたちを見下す事は無く、仲間として認めていきますが、甲児と「マジンガーZ」のヒロインである弓さやかは番組開始当初のボスボロットが登場する前からボスたちがロボットに搭乗していないにも関わらず、ボスたちの事を対等な仲間として認めていました。
前作の主役とヒロインと比べるとボスたちに対して当初は冷淡な態度を取っていたから、子供たちから嫌われてしまったのもありました。
また、前作からのファンはボスが好きなので、視聴率を上げる為に「グレートマジンガー」の制作スタッフたちはボスの出番を増やしたという話もある位です。
なお、ボスは次回作である「グレンダイザー」ではレギュラーではなくゲスト出演でしたが、ゲスト出演した回では、「グレンダイザー」の主人公の宇門大介ことデューク・フリードは「甲児君はあんな友達がいて良いな」とボスの事を認める発言をしていました。
「マジンガー」シリーズのコメディリリーフとして人気キャラクターであるボスに対する当初の態度の違いが3人の主人公の人気の違いを産んだのでしょう。
この記事を書いていて、「マジンガー」シリーズに関わらず、仲間を見下すようなキャラは人気が出にくいと改めて感じたハイブリッジでした。