大切な家族にものすごい病気が見つかった時
何をどうしたらいいのかわからなくなる
パパが初めて大きな手術をしてから30年以上
うちの家族は病気と闘ってきた
それは胃がんから始まって
大動脈弁閉鎖不全及び狭窄
大腸がん
食道がん
それ以外にも骨折したり肺炎起こしたりしたっけ
一緒に闘ってくれたママが大変なことになってしまった
大腸がんのステージ4
生まれて初めてなった病気がこれって…家族のダメージが大きい
神さまに手をあわせることにした
教えてもらった茅ヶ崎の鶴峰八幡宮
手術前日
手をあわせて お守りをいただいて
家族と…
そしてママのことを想ってくれる高校時代からの友だち親子と作った千羽鶴につけよう
本来は四つ足の動物はケガレとされ
立ち入ることはできないそうだけどマナーを守れば抱っこして参拝することができるそう
トンボが応援してくれてるように見えた蓮池
鳩おみくじを頂いてきて願いを書いた
ガン封じの石に並べてこようかと思ったけど
ママのベットそばで家族の代わりに見守ってもらおうと連れて帰ってきた
退院したらママを連れてお参りに行こう
そのときに奉納して…
同じ頃
2人の息子は愛知にいた
夏休みにツーリングに行く予定だったのだけど
ママの手術の日にぶつかったので前倒しで日程を短く近場に出かけた
送られてきたLINEの写真は無量寺というガン封じのお寺
絵馬に願い込めて
美味しいものを食べながら兄弟の時間を過ごしてきた
手術前夜
帰ってきた子供たちからママのためにお守りとお札
そして…母を泣かすお守り
ガン封じの指輪
パパとママが大腸がんになったからって母を守ってくれるお守りを授かってきてくれた
肌身離さず守ってもらう!
こんなに辛くて怖くて哀しい思いを子供たちにさせるわけにはいかないから
いつかは必ず来るって心にしていた親との別れがこんなにも怖いって知らなかった
さぁ、少し上を向いて前に進もう
空を見上げて深呼吸
下は向かないって決めた
fin