虚無感 | 病は気から***元気が一番

病は気から***元気が一番

じぶんの背中に責任を持てる人になりたい。
なりたい自分になるための努力!

空を見上げてほら、深呼吸***勝手に笑顔になれるでしょっ
空と太陽と風と…大好きな自然を感じてのんびり生きてこっ

先月の23日

27年前に娘にしてもらった二人目の母が旅だった

 

4月末から闘病をして

ようやく自由になった

もうこれから先は

「なんでこんな思いをせなぁ~いかんのかねぇ~」

なんて言葉を出さなくて済むね

おかぁさんの寝顔を見てそう感じた

 

ごくろうさまやったねぇ

よぉ~がんばったちゃないか

 

心の裏でそんな言葉をかけていた

 

哀しい

そんな感情はどこにもなかった

悔しい

そんな思いも溢れてこなかった

 

そんな自分に驚いていた

 

ただ…

お棺のを閉めるとき

 

焼き場で最後の時を迎えたとき

 

まるで子供のように

「おかさぁん おかぁさん おかぁさん…」と呼び続けた

 

他の言葉は何も出ない

 

ただひたすら

母を恋しがった

 

恋しかったんだ…

 

「「よぉ帰ってきた」

そんな言葉をかけてもらうことができない

 

帰宅して半月が経った頃

自分のこの感情について向き合ってみた

 

親がいないのに

弟たちのように泣けない

 

あ!

この感情は

 

プラグをもって探すのにコンセントが見つけられないとき

 

冷蔵庫を開けたら食材がなかったとき

 

ドライブに行こうとしたらガソリンがなかったとき

 

そんな時に一瞬感じる「あぁぁぁぁ~~~」っていうのと近いかな

 

寂しいとか悲しいとかよりも

ショックとかがっかりとかに近いかな

 

う~~~ん

ちょっと違うか

 

難しい

 

言葉に当てはまらない感情ってあるんだよね

 

 

 

ずっと

言葉を表すことを避けてきた

お店のブログでさえも更新できずにいた

自分の口から言葉を出して

誰かを傷つけることにならないかって

だったら、あたしは貝になろうって

誰かの問いかけにもちゃんと答えなかったこともある

 

こわかったんだ

誰かを傷つけることも

それが自分だってことも

でも本当は、ちゃんと自分と向き合うことで見えてくる自分が一番怖かったんだって気がついた

 

伝えなきゃ

言葉を出さなきゃ

その奥にある人の心の裏側なんて伝わらないよね

 

逢いたい

 

逢いたいよ

 

本当はすごく逢いたいのに…

 

もう、おそいのかなぁ

 

 

Fin