高校生になってから、比較的心が苦しいことのほうが多かった。
小さなころから愚痴を言う子じゃなかった。
一人でため込んでしまうクセがついていたのかもしれない。
幼稚園の卒業式の時に
担任の先生が、ちゃあの両手をしっかりと握って
「これから先、大きくなるといろんなことがあるのね。たくさん悲しいこともあるかもしれないけど、ちゃんと誰かに話せる子になってね。一人で抱え込んでここ(胸)にしまわないで、小学校の担任の先生とか、おかぁさんに見せてあげてね。嫌なことは嫌っていってもいいんだよ。ちゃあは優しい子だから、いつも誰かもことを考えて自分で我慢しちゃうけど、我慢しなくてもいい時だってあるんだから覚えていてね」
そんな長いお話をわずか5歳の子が覚えていることができるのだろうか。
でも先生の気持ちはきっと届いてるはず!
あれからもう13年がたった
今もすべてのことを打ち明けてくれてるとは思わないけど
それでもずいぶん話してくれるようになったよね

「おかぁ、今日の夜出かけない?」
これがちゃあがくれるSOS
どんなことがあっても
YESと答える
いきたい場所は様々だったけど
気持ちを切り替えることができる場所
明日の試合グランドだったり
川崎大師だったり
自分が生まれた病院だったり
時はぐるぐるドライブをしたこともあったっけ
でも一番よく来たのはここ

港の見える丘公園
いつまでもいつまでも時を忘れてこの景色を見ていたね
高所恐怖症なんだけど
マリンタワーにのぼってみたいっていってるから