入社2年目
新会場も増え、仕事に追われる日々。
週末は家にかえることもできないくらい。
そんなある日
「おうちに帰りたい、でも終電に間に合う自信がない」
そんなラインをもらった。
帰りたいってことは帰ることができるんじゃん。
おふろから出たあたしは、こぉちゃんの会社まで車を走らせた。
駐車場で、毛布に包まって寝てよう。
仕事が終わったときにそのまま連れて帰れるように。
家で待っていても落ち着かないから、会社についいてから寝ておけばいいって思った。
「おかぁさん。誰もいないから会社見てく?」
もちろ~~~ん。
外人さんが住みそうなマンション
そこでお仕事をしていた。
まだ22歳の女の子が、真夜中終電にも間に合わないのに…
いくら好きな仕事でも、身体が心配。
いつか
おかぁさんになるはずの身体。
だからあたしができることはしてあげたい。
車に乗ると、瞬殺で寝てしまう。
幼いころと同じ寝顔で
ずっと応援してるからね