やっと書ける | 病は気から***元気が一番

病は気から***元気が一番

じぶんの背中に責任を持てる人になりたい。
なりたい自分になるための努力!

空を見上げてほら、深呼吸***勝手に笑顔になれるでしょっ
空と太陽と風と…大好きな自然を感じてのんびり生きてこっ

平成28年2月23日(火)

夜中ですが…

(小さな声で)こんばんはぁ~
やっと、やっと2月22日が終わりました。

特別に嫌いな日ではない。
むしろ、毎年嬉しかった日だったはずなのに、今年は早く過ぎてほしかった。

16年前の2月22日
ジンはわが家へやって来た。

膝の上に乗ってしまうくらい、小さな箱に入ってきた。

あのときのジンの重さは忘れない。

16年なんて、長いけど過ぎてしまうと
ろうそくの火を消すのと同じくらいにあっという間だ。






今年になって、後ろ足が思うように動かないようになり
ゆっくりと
そう、ゆっくりと

その日を待ってるかのようだった。
16年、一緒にいてくれた家族

手を触られることが苦手で、お散歩のあとにいつも苦労していた。
今はお散歩なんていけないけど、
手も拭いても嫌がらないけど


それでもジンは、ペロってしてくれる。

家族が何を望んでいるのかを、知ってるから頑張ってるんだ。

頑張ると、みんなが笑顔になってくれることをちゃんと知ってる。


病院に行くことがいいのか
それともこのまま、その時を待つことがいいのか

「ジンを病院に連れていこうよ!」

生まれたときからお世話になってる先生

このまま会わせることもなく…でいいのか?
先生だってジンのことが気になってるはずだよね。

そう思って、連れていった。


【腎不全の末期】


腎臓か…そういえば丈夫じゃなかった。

点滴を打った。

いつも暴れるから、口を塞がれたのに
今は、なにもしなくても大丈夫。

「あれ?ジンくん、おじぃちゃんになっちゃったの~?」
先生の奥さんから言われた。

ジン!
いいのか?

ちょっぴり クワッて顔をしてみせた。

「あはは、まだそんな顔するんだ。じゃぁ、大丈夫!」

そして2月22日は終わった。

なんだか、ホッとしたあたしがいた。

明日も点滴にいこう!
ジンの病院費くらいは、ちゃんと稼げるようになったんだよ。
大丈夫っ
任せとけ!

なにもやれずにその時を待つんだと思っていたけど、少しはジンのことを楽にしてあげることができるね。

それがいいことなのか、わからないけど…まだそばにいたいんだ

おしまいウッドストック