ダメだよ。
こんな夜中だけど、そんな気持ちでいっぱい。
仕事が終わって、ゆずちゃんとお顔そりエステの相モデルをした。
時折、お互いにチェックをしにとけない。
慣れてきたときに、落とし穴があるかもしれないもんね
で、帰宅が22時を迎えようとしていた。
やばい やばい
「ただいま~、あれ?」
いつもは閉まっていないふすまが閉まってる…ってことは父とちゃあくんに不具合あったんだね。
父はお風呂に入ってる。
「どしたの?」
反抗期な思春期のちゃあくんは、父にとって扱いにくいものなんだ。
今までは、可愛くて愛おしくて…
でも、子供は成長する。
離れようと、巣立とうとする。
3番目にして感じる感情
おいおいって思うんだけどね。
こぉちゃんとたぁくんのときも、あったはずだよ。
まぁ、3人の中でもちゃあくんは、早くに大人になってるけどね。
環境が違うから仕方ない。
こぉちゃんは吹奏楽部の副部長
たぁくんはジュニアユース所属
そして、ちゃあくんは中体連のサッカー部長
同じ環境の子はいない。
それなりに考えてあげてもいいと思うけど、父に求めるのは…ねぇ。
きっと苦手な分野だよ。
実は、今日はドイツ学園主催の交流マッチ
本当なら、前回の試合でケガしたちゃあくんは出場も微妙なんだけど、めったにないチャンスなので様子を見ていたけどOKサインを出してみちゃった。
港北区の中学校4チームが呼ばれて、ドイツ学園・フランス学園と計6チームで総当たり。
1・2位での決勝、3・4位での3位決定戦、5・6位での順位決定戦
うちの中学校は3位になった。
MVPに選らばれたちゃあくん。
最優秀GK賞に選ばれたAyuki。
素晴らしい功績でしょ?
なのにね…3位でのトロフィーをちゃあくんは部長で受け取るから、MVPはSyutaくんに譲ってくれないかと顧問から言われたんだって。
え~~~~?
だってMVPって個人でもらうものでしょ?
トロフィーは、チームでもらうんだよ?
なのに、ちゃあくんは納得しちゃった。
もったいない…でも、それがちゃあくんだよね。仕方ない。
そう育てちゃったのは、あたしだもん
悔しいと思うよ。
なのに、父はちゃあくんとのやり取りのなかで、言葉のはずみで
「そんなだから3位にしかなれないんだよ」とか「じゃ、優勝してこいよ!」
「ふざけんな!試合を見たこともないくせに、わかったようなこというな」
どっちもどっちな気もするけど、痛みをこらえて戦って、GKが表彰されたのは、DFのおかげもあるじゃない?
確かに、ちゃあくんの頑張りとかを見てないのに、数字だけで判断する父のほうがよくなかったかなって思う。
数字じゃないじゃん。
結果よりも経過のほうが、大事ってことわからないのかな~。
3位ってすごいんだよ。
MVP譲るって嫌なんだよ。
男同士なんだからわかるよね~?