でもね、周りの左右されないで、どんな時でも慌てることなく、地道にこなす子なのよ。
小学校3年生の頃、100問テストがあってね、できた子から声をかけていく。
塾に行ってる子、公文に行ってる子は早い。
でも、ちゃあくんは焦ることなく黙々とこなしている。
100問テストは5分で終了するんだけど、5分間慌てることなく自分のペースでこなしていた。
授業参観のその日は、残り3問できなかった。
たぶんクラスでも最下位のほう。
でもあたしは、ちゃあくんを褒めちゃった

「焦らないですごい。だってね、できた子からできました~って言ってるのに、気にもしないで5分間同じペースでやれたじゃん」
「でも、おわらなかったよ

「いいの、いいの。ふつうは焦るのに慌てないで、最後までやり続けたことの方がすごいもん」
ちゃあくんはそういう子です

先日のこと
担任の先生(数学)と逢うことがあり、その時の一言が衝撃でした。
「あ、おかぁさん。ちゃあのことなんですけど…かなりヤバいです」
「何がでしょうか」
「昨日、連立方程式の小テストをやったんですけど…ヤバいです」
ちーん

あたしから言わせればね
ちゃあがヤバいのは先生の方に責任があるでしょう?
だって、教えること…それが仕事なんだもん。
ちゃあくんの素行が悪いんだったら、そりゃ親として頭も下げましょう。
でも勉強は、学校側そっちの問題でしょう?
プロなんだし
できる子の成績を上げるのは簡単なこと
あたしにもできるわ!
できない子を、勉強が嫌いな子できるようにすることも仕事でしょう?
「塾に行けってことですか

「そーですね~~。マジでヤバいですよ」
いい先生だって思っていたけど、自分の愚かさを親に暴露してるようなもの。
教師志望のたぁくんに相談した。
「仕事放棄か

あたしが少し頭を冷やす時間を作って…
作ったら、余計にムカついた。
「はぁ??あたしの子がバカだっていいたいのかしら?頭に来たからあたしがちゃあに勉強を教えるわよ

自慢ではないが、数学は好きだった。
英語は得意だった。
理科も嫌いではない
なのに理数系ではなかった

あの頃は理数系に行く女の子は少なかったもんなぁ。
決意をしていた同じころ
たぁくんは、ちゃあの為にできなかった小テストの解説を分かりやすく書いてくれた。


これを見たときに…
たぁくんの想いをすごく感じたよ。
くそ!
担任を見返してやろう。
お前はこんなもんじゃない もう一度取り戻せよ誇り

あたしはバカじゃない。
自分の子供の勉強くらい、自分でできるわっ!
塾なんて行かなくても、志望校に入れてやるから、見とけっ

でも、担任のこと好きなんだけどね


