フットサルのコーチも兼任。
で、年に何回か父の仕事のバイトもする。
昨年も参加させてもらった夏祭りのバイト。
今年も参加することになった。初日のみの参戦だったけど…たぁくんの担当は【綿菓子】
綿菓子を買うのに、1時間20分くらいも待ちがあったそうだ。
ってことは、たぁくんはひたすら働いた。
「今年は交代もいないから、逃げること出来なくてしんどかったんじゃないか?」
6時間近く、ひたすらに綿菓子を作っていた。
極上の笑顔をおまけに…。
いやぁ、自分の子供のことを言うのも変ですが、客観的な目で見ても、彼はカッコいい男だと思う。
誰にも区別することなく、優しく対応ができる。
凛とした立ち振る舞い。
マジでカッコいい。
学生時代にクラスにいたら、絶対に好きになってしまうタイプだな。
で、これが意外に硬派だったりするから、高嶺の花的な感じ。
うーん。あたしの時代でいったら誰に値するんだろう。
ベムとか…?
いや、凛としたなかったかも。意外にチャラってしていたかな?
彼女を作らずに、自分の一番好きな子をずっと想う。
決して告白することなく、でもいつも見守ってる。
「ねぇ、告白しなくていいの?」
「うん。いいんだ」
そっかなぁ。
大事な今という時間を、どー生きるかの積み重ねで、未来は作られて行くんだよ。
それなら、いまをどー生きるかってすごく重要だと思う。
「いいんだ。見てるだけで。笑ってる姿を見てることが、一番だから。もし、告白して…付き合って悲しい思いさせたら、彼女から笑顔が無くなっちゃうからね」
んー、ますますカッコいい。
そーだよね。でもさ、待ってるかもしれないよ。
「永遠なんてないから…壊したくないんだよね、彼女の笑顔」
硬派だ
生粋の硬派だ。
誰だ、この子を育てたのは…
あたしだよっ!

