守りたいのは笑顔 | 病は気から***元気が一番

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じぶんの背中に責任を持てる人になりたい。
なりたい自分になるための努力!

空を見上げてほら、深呼吸***勝手に笑顔になれるでしょっ
空と太陽と風と…大好きな自然を感じてのんびり生きてこっ

たぁくんは、少年サッカーのコーチのバイトをしてる。
フットサルのコーチも兼任。

で、年に何回か父の仕事のバイトもする。
昨年も参加させてもらった夏祭りのバイト。
今年も参加することになった。初日のみの参戦だったけど…たぁくんの担当は【綿菓子】

綿菓子を買うのに、1時間20分くらいも待ちがあったそうだ。
ってことは、たぁくんはひたすら働いた。

「今年は交代もいないから、逃げること出来なくてしんどかったんじゃないか?」

6時間近く、ひたすらに綿菓子を作っていた。
極上の笑顔をおまけに…。

いやぁ、自分の子供のことを言うのも変ですが、客観的な目で見ても、彼はカッコいい男だと思う。
誰にも区別することなく、優しく対応ができる。
凛とした立ち振る舞い。
マジでカッコいい。

学生時代にクラスにいたら、絶対に好きになってしまうタイプだな。
で、これが意外に硬派だったりするから、高嶺の花的な感じ。
うーん。あたしの時代でいったら誰に値するんだろう。
ベムとか…?
いや、凛としたなかったかも。意外にチャラってしていたかな?

彼女を作らずに、自分の一番好きな子をずっと想う。
決して告白することなく、でもいつも見守ってる。

「ねぇ、告白しなくていいの?」

「うん。いいんだ」

そっかなぁ。
大事な今という時間を、どー生きるかの積み重ねで、未来は作られて行くんだよ。
それなら、いまをどー生きるかってすごく重要だと思う。

「いいんだ。見てるだけで。笑ってる姿を見てることが、一番だから。もし、告白して…付き合って悲しい思いさせたら、彼女から笑顔が無くなっちゃうからね」

んー、ますますカッコいい。
そーだよね。でもさ、待ってるかもしれないよ。

「永遠なんてないから…壊したくないんだよね、彼女の笑顔」

硬派だ

生粋の硬派だ。
誰だ、この子を育てたのは…





あたしだよっ!



おしまい ウッドストック