夕方から、お客さんが立て込んだお店。
大した貢献も無く、1日が終わったんだけど、まぁそんな日もあるさ。やるときにはちゃんと、やるからって思いながら、ずぅのお迎えに水泳教室まで車を出した。
そんなに待たなくても、ずぅはすぐにやってきた。
「おかえりっ」
「ただいま。今日は難しかったなぁ」
え?水泳の難しいってなんだろ?
「今ね、バタフライをやってるんだけど、手が沈んじゃうんだ」
バタフライ…生きてく上で、特別に必要がないであろう泳ぎ方だね。へぇ、そんなことをしてるんだ?
すごいなぁって思う反面、クロールの遠泳の方がいいんじゃないのかなぁって思うあたし。
だって海でもプールでもバタフライで泳いでる人に遭遇しないよ。
急いでお店に帰った。
予約のお客さまが来る…んだけど、来ないなぁ。
人ってね、生きていくうちに優先順位って決めるよね。
瞬時に…変動的に。
で、あたしは子ども



で、実は今日は組合の定例会があったことをすっかり忘れて、お客さんと話し込んでいた。
この定例会って、ちっとも実のない物であたしの中では優先順位最下位
両親は、世間体てきなことを気にするでしょ。
「今日は定例会なんだけど?」って電話をくれるお節介なTさん。
ふん、えばるなよ

あなたも何回もすっぽかしてるよ。
でもその時に誰も文句言わないでしょ。
…っていうよりもさ、文句って無いでしょう。
誰も困らないんだからさ。
そりゃね、班長さんが忘れたら問題かもしれないけどね?
お店がバタバタしていたら、連絡もできないでしょう。
相手のことも思いやる余裕が欲しいね。
でも、昔から組合のことを知ってる両親は何か言われるんじゃないかってびくびくしてるけど…いいぢゃん。
言いたい人には言わせておけば。
だって組合費を滞納するわけじゃないんだから。
でも…いいぢゃんって思えないんだよね。
ん~、ゴメンなさい。
明日、班長さんに組合費を払いに行ってくるよ。
ゴメンね


