昨年、体調を崩してしまい闘病中だった。
そのために、ご主人が仕事をセーブしての看護だった。
1年間頑張ってきたけど、ご主人の仕事に支障が出始めて、仕方なく実家に帰ることになったそうだ。
子どもたちは4月に入ってすぐに引っ越しをした。
一緒に卒業旅行に行くことができたことがうれしかったなぁ。
たくさん想い出を作ってくれたかな?
明日、友達もいよいよ引っ越すことになり、その前に逢いたいってLINEがきた。
嬉しかったね、こんなにたくさん友達がいるのに、あたしにも逢いたいって言ってくれた事が。
しかし、今日はちゃあくんの耳鼻科に行かなくてはいけなくて…彼女は病院まで来てくれた(笑)
待ち合わせのスーパーの前で立ち話をしていたら…
どん

「え??」
友達の後ろでおばぁちゃまが尻もちをついていた。
おまけに状況がつかめていない様子。
おじぃちゃまは、タクシーを呼んでいたらしくそっちに気を取られていた。
あわててあたし達は、おばぁちゃまを起こした。
立つ気があるんだかないんだかのおばぁちゃま

二人で肩を貸して、起こしたんだけど靴が脱げている

「おばぁちゃま、足あげることができますか?」
答えはなかったが、足を上げようと動いてくれたので、あたしの肩に手を置いてもらって、友達に靴を履かせるようにと頼んだ。
慌ててタクシードライバーが降りてきた


「お願いします!」
荷物をトランクにつけて、二人を乗せてタクシードライバーに託して…
はぁ

頭打たなくてよかった

1年前の友達が倒れた時のことが、よぎって怖かった

「neneさん、やっぱりありがとう

「ん…身体、大事にね」
「あたし、生きてて良かった」
別れの時に、そんなこと言われたら…ダメだ!
んじゃ、またね~~

そーいって別れた。
また、ね


