死をもたらす「ダスト」の発生によって滅亡への道をたどっていく地球。必死に生き延びようとする人々と不思議な植物のパワーを描いた終末SFです。
ただしハードSFにはほど遠く、ネタ的に目新しいものはありません。それでもとても引き込まれて読みました。
どちらかというとファンタスティックな物語。自然、特に植物の神秘、また人と人とのつながりがとてもよく描かれていると思いました。
死のダストに追われてたどり着いた地。地球の果ての温室でのジスとレイチェルが・・切なかったです命の意味、不思議さをまた思ってしまいました。
「ダスト」を扱った終末SFの名作に「ウール」シリーズがありますが、(「ウール」「シフト」「ダスト」3部作、AppleTVでサイロシリーズとして放映中)こういった地球滅亡にもつながるような出来事が、実際にこれから生じないという保証は無いなーと思っています。例えばナノ物質とか。本気で悪用されたら・・・ 心配しているわけでは全然ありませんが、でも人類って進歩すればするほど、昔は無かった脅威につつまれていくなーと。放射線然り。遺伝子組み換え、クローン技術等々・・どれも人類の幸福にすごく役立っているのですが、でももしも、もしもはじけたら?(予想外の事が発生するとか天才が悪用するとかww)気持ち悪いのも正直なところです。
戦争も・・・力を持つとそれを絶対維持したいしさらに強くなりたいし。
なんというか、突然ですがw 聖書の「山上の垂訓」、幸いなるかな貧しき者・・というあれですが、あの意味がなんだか解かるような気がしてきた今日この頃のユーリww
例によって話がずれてしまいましたが
作者のキム・チョヨプさん、11月に来日イベント予定だそうです。
11/25~26「K-BOOKフェスティバル 2023 in Japan」で作家の小川哲氏と対談!
小川氏も読みたい作家さんのひとりで、kindleに何冊も購入済みです、が読めていませんww
読書の秋!! これからいろいろ読みまくります!!
(と希望を込めていちおう書いておこう・・・・)