かなり怖い小説でした叫びあせる

 

以前読んだ「終わらない週末」という作品を思い出しました。何やら不気味な事が生じていって、世界はもはや日常を失う、ような話です。

 

但し今回はずばりホラーでした。 スプラッター作品でもありますドクロ 読んでいてもう辛くなって汗でも先が気になってラストまで一気読みせずにはいられない作品でした。

 

 

男性同士のカップルと8才の養女の幸せそうな3人家族が、森のキャビンで休暇を楽しんでいる。そこに男女4人の訪問者。彼らは恐ろしい武器を持っており、家族にとんでもない事を要求する。

 

ある犠牲を捧げなければ、世界は終わってしまうのだと・・・・・。

 

どうみても狂信者による暴力事件としか思えないのですが、ところが読み進めていくうちに、ちょっと違った感想が出てきましたww

 

この「訪問者」は単なる異常者ではないのかも、でも一体なぜそんな狂信的な行動がとれるのかというところの説得力が、この作品の価値になってくると思うのですが。

ちょっと大体、説得されましたユーリwwwヾ(。>﹏<。)ノ

 

文章力が素晴らしいと思います。リアルに恐怖感を持ってしまいました。つまり、人智を超える、何か荒業的なパワーが無いとはいえない、この世界はそもそもその発祥からして謎なのだから、と。個人的に、もともとけっこう安易にはまり込むタチではありますがww

 

この作品はM・ナイト・シャラマン監督で映画化されています。

(今週4月7日公開。予告編を下に貼っておきます)

「終わらない週末」の時も思ったのですが、今回の作品も、映像で見るより小説の方が面白いのでは・・・と勝手な予想ww

 

文章が、スプラッター的に、もう・・音が聞こえて匂いまでしてくるような凄い描写力なので、苦手な方は絶対避けられた方がいいと思います。

が、もし映画を見られる方は小説も読んでいただきたいなーと。

何しろシャラマン監督は原作と大分違ったストーリーにしてあって、特にラストは全く変えてあるそうですww(巻末説明による)

 

なのでユーリも確かめるために、ぅあwwwドクロあせると思いながら映画もまた見てみたいと思っています。

 

なおこの著者の作品は、以前「フォワード・未来を視る6つのSF」というなかなか優れものの短篇集で読みました。「最後の会話」という、これもかなり、シチュエーションホラー的な、(ここはどこ私はだぁれ汗)に落ち込んでいくような気味悪いお話でした・・・・。