TVのクイズ番組などで競い合うクイズプレイヤーの話です。

 

名人級の三島は生放送の「Q‐1グランプリ」の決勝で戦っている。

対戦相手の本庄と同点で並んだラストの問題で、本庄は何と、問題文が一文字も読まれない時に、回答ボタンを押す。そして正解する。

 

三島は瞬間、相手が焦ってボタンを早押ししたのかと同情した。しかし答えは正しかった。

 

問題を聞かずに正解する、そんな事があるはずがない。三島はこれはインチキだと思った・・・・しかし。

 

 

 

というオープニングをちょっと読んでしまうと、後を読まずにはいられないではありませんかww

作者の小川哲氏は「ゲームの王国」という、日本SF大賞の作品があって、他の作品もいつかきっと読む予定の作家さんのひとり。けっして陳腐なトリック小説のはずはないはず、と確信して読んでみましたww

 

もちろん、本庄の正解はインチキでもやらせでもなかった。

クイズプレイヤー達の凄い世界が描かれます。というか、その道の達人というのは多分どんな分野でも、常人には想像もつかない努力や生き方をしているのだろうと思いました。200ページ弱の短い作品ですが、けっこう人間ドラマにもなっているかと思います。

 

 

ところで、この作品はkindleで読んだのですが、今なんと!kindleでハヤカワSF作品のセール中www

小川哲氏の作品も軒並み半額www

さっそく「ゲームの王国」を購入しました。上下巻でけっこう長いのにあせる そもそも未読本がすごい量なのにあせる

 

 

 

 

というわけで、サッカーW杯も終わって、これから読書三昧!でいきたいと思いますが、どうなることやらあせる