警備ユニットとして作られたボット君の冒険シリーズです。
自らをハッキングして統制モジュールを解き、自由に生きています。
そのボディは有機組織を含むので、人間っぽいところもややある。すごくあるw 内気ですぐ傷ついたりするのです。
心の支えはダウンロードして数千を保持しているテレビドラマシリーズを見ることです。暇さえあれば耽溺www
こういった設定もおもしろいですが、最高なのは彼の語り口。
です・ます・・の敬体です。どぎつい凄まじいことも全て淡々と、よく皮肉交じりで。読みながらついニンマリ笑いがこみ上げます。
さて今回の事件。
居住しているプリザベーションのステーション内で他殺体が発見される。警備局員たちと一緒に捜査を開始するが、これがなかなかの謎をはらみ・・・・というストーリー。
SF世界なのでもちろん高度に進んだ管理チェックシステムがあるわけですが、現場に犯人のDNAの形跡も無し、全ての映像記録にも手掛かり無し。これはもしや内部犯行か?
今回200ページ余りと短かったのですが、今回もめちゃ面白かったです!(他に短編2本を収録)
社会派小説的な要素もあり。搾取され苦しい人生を強いられる人々がこんな未来にもいるなんて![]()
そして真犯人。
ネタバレは避けたいですが。主人公のそもそもの出自?を思い出して・・・ウルウルしてしまいました![]()
でも全体的に言うと、こんなおとぼけでふざけた話に我ながらなんで泣くの! という感じですwww
続編の予定有り、ということなのでまた楽しみに待ちたいと思います![]()
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