お久しぶりの記事になりました。もう11月も後半、クリスマス便りもちらほら、早いですね~![]()
こちらを読みました。
主人公、タイトルのマーダーボット、殺人ボットということですが、警備用にに作られたロボットに不具合が生じて、数十人の顧客を殺害してしまった
過去がありますww
自らを「弊機」と呼ぶこの警備ユニットのロボット君は、自らその統制モジュールをハッキングして
脱走してしまいます。
とりあえず脱走中の自由な存在ですが、警備ユニットとして作られているので何気に雇われて、人間の警備をやっていく、その冒険壇を本人(本機?本体?)が語っていく物語です。
これがもう・・ 想像以上におもしろくて!!
実は只今所用のため、準・禁・読書期間中ユーリなのですがww
ずっと以前に購入して手元にあったこの本を、ほんのちょっとだけ、と覗いたらもうやめられず、ノンストップで上下巻読んでしまいました。
上下巻それぞれ2つずつの物語が入った中篇集です。
プロット的には、攻撃を受ける人間たちを助ける為に闘う、自らも危機に陥る、が、あの手この手でついには勝利を得る、という、いたってシンプルな?(バックには強大な悪の陰謀ありで)
でもこの弊機君の語り口が、彼のキャラが!もう素晴らしくて!!
ロボットですがボディの一部は有機組織・・・クローン生成された人間のそれで作られているので、いろいろ人間っぽいところも出てきますww
連続ドラマが大好きで、というか自分の存在には不可欠な感じになっていて、膨大な量をダウンロードして持っています。
自由な時間ができるとすぐ、耽溺ww
秒単位でデータを駆使して作業していても数分の空き間にはドラマ視聴ww
そこから得た言語表現や行動仕様も大いに役立ちますしねww
手に汗握るバトルシーンも多い大活劇が、ボット君による「ですます調」の敬体で優雅に語られるふしぎな味わい。こんなSFは初めてです。
そして何より。
語り手且つ主人公の弊機君の魅力。微妙に人間っぽいボット君。
もうすっかりファンです![]()
フィギュアでもあれば絶対ゲットしたいww 映画化も切望です。
あ 彼は外見はどうにでも変えますけどね、ある時は彼(そもそも彼・彼女とは言えないですがww)をはるかに上回るスーパーパワーのAI(自操の調査船ボット)によって手術を受けて、より人間っぽく見えるようにしてもらったり。
ちなみにこの船ボット君は自分の事を「本船は~」と言っていました
英語だと全て I ですが。この作品は翻訳も最高です。日本翻訳大賞受賞。
原作もヒューゴ賞、ネビュラ賞、ローカス賞と、SF作品の主な賞をずらり受賞しています。
その思考や言葉のユニークさに、読んでいて思わずムフフ
と笑ったり、時には切々と感じさせられたり。つらい号泣箇所もありました![]()
さて泣き笑いしてたっぷり楽しんだこの素晴らしい作品の、続編が既に出ていますwww
いつでも読めます![]()
が、来週の日曜日がいよいよ懸案事項の、某試験日です。
それが終わるまで、我慢しようね、.ユーリ![]()
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