あの日から9年が経ちました。
9年と言えば、かなりの年月。でも被災者の方々にとっては、もしか時は止まっているに等しいかも。
コロナウイルスの現在の困難と考えあわせても、いま一番思うことは 政府の対応の酷さ。
心の苦しみの中にある人々に対して、せめて、せめて物的な援護がどうしてもっとできないのか、と思います。
東京オリンピックは兆単位の予算というのに。
家族を失い故郷を失い家も生活も、ご自身の健康も奪われた多くの人々。国の冷たさに憤りを感じます。
コロナウィルスの対応も後手になっている。
昔の話ですが、日清戦争終結後に、当時コレラが蔓延していた中国からの23万人の帰還兵、その人々の検疫を命じられて遂行した後藤新平という方の記事を、少し前にヤフーニュースで読みました。
前例のない困難な仕事を、この方はやり遂げます。まず国内の専門家を集めて戦略を練る。検疫所をいくつも建設し、687隻、23万人余りを検疫し、すでに感染していた300名余を隔離する。
それが仕事だから。課された使命だから。
今の政府にそういった、責任をもって国民の幸福と安全を図るということを真剣にやっているプロは一体いるのだろうか、と思います。
今年も Yahooで3.11と検索をいれると10円の寄付になるそうです。
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せめて、忘れない。 せめて、心を馳せたいと思います。