空港ラウンジで偶然出会ったテッドとリリー。旅先の解放感とアルコールも入って、テッドは妻の浮気を愚痴り、そんな悪妻は殺されて当然だ、殺ってしまおうという話になる。

 

浮気妻ミランダ。富豪のテッドと結婚出来たのはうれしかったけれど、愛情もない今、テッドには死んでもらって財産を早くひとりじめしたい。浮気相手の男に夫の殺害を持ち掛ける。

 

という、殺しを仕掛ける男女二組のまぁ酷い話ですがww

なかなか捻ったストーリーでおもしろかったです。お互いに相手の心理を読みその裏をかこうと・・・そしてさらに裏をかかれ。思わぬ罠が待ちかまえる。

 

こういうのは大体女性のほうが恐ろしく無情ですあせる でもこの二人、リリーとミランダ、ともに男性を惹きつけて止まない魅力の持ち主。その辺もいろいろとwww

個人的には、欲にまみれた利己的な悪人VS本物のサイコパス の対決と読みましたww

 

「超俗的なまでの冷静さ」を見せるこのサイコパスは、 「生き延びることがすべてーそれこそが人生の意義だ。そして、他者の命を奪うことは、いろいろな意味で、生きるというのがどういうことかを示すもっとも優れた表現なのだ」と思う。

「完全に生きていて完全にひとり」っていう言葉もありました。究極の利己主義。「愛」の正反対でしょうね・・・

 

なかなかに読ませましたが、ひとつ残念だったのは、最後の最後のオチが・・・あせる

ちょっと、予想できてしまったこと。もう少し混迷の中で震えさせて欲しかったかもwww

 

 

やっぱり北欧ミステリーの方がよいかなーえっ