ジョコビッチの生まれ変わる食事/ノバク・ジョコビッチ

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あのテニスのノバク・ジョコビッチ選手による体改造論。人生論ともいえるかも。

6才のときに「いつかウィンブルドンで優勝する!」と決心して以来、故国セルビアで戦火をくぐり幾多の困難を乗り越えて人生のすべてを賭けてきたテニス。

でもジョコビッチには健康上の弱点があって、大事な試合中に倒れこむほどの不調になることがしばしば起きたそうです。最高のトレーナーや医師達の指導を受けても解決できなかった・・。

それがある時、ジョコビッチが試合中に倒れたのをたまたまテレビで見ていたひとりの栄養学者によって、わずかな期間ですべて解決されることになります。

不調の原因は、食物アレルギー。

長年の苦しみは、わずか2週間の食物制限でその原因がつきとめられ、その後回復したジョコビッチは万全の体調で試合に臨むことができるようになりました。

アレルゲンは小麦のなかのグルテンでした。ほかにチーズやトマトもダメといわれて、はじめジョコビッチは戸惑います。彼の両親はピザ屋さんで、小さいころからピザは大好物だったからです。小麦禁止となると・・これからの人生、ピザもパンも一切口にできない?!叫び

さすがに厳しそうですが、でも実はあっさりと事は決まります。

博士の指導通り、とりあえず2週間小麦を絶った結果、体調が激変したから。エネルギーに満ち、目覚めもよく、長年の鼻づまりからも解放された。

しかも言われるままにその後ベーグルを食べた時に体が陥った不調。反論の余地はありませんでした。


食物アレルギー、最近よく耳にするリーキーガットもそのひとつでしょうね。

アレルギー専門の病院での血液検査でこういった食物アレルギーはすぐわかるそうなので、病気を特定できない体調不良がずっとある方は、いちど検査されるといいかも。

ジョコビッチの救い主となったこの博士は、はじめある大会で彼のもとを訪れて、その場でちょっとしたチェック(実験)をします。腕を押したりとかそういうのwww (ユーリが知っているのではオーリング的なものかなと)

ジョコビッチは「あまりのバカバカしさに、私は博士が気でも狂ったのかと思った」(本文より) でもとりあえず博士を信頼してその後くわしいテストを受け、食事を変えて、やがて予想もしなかった素晴らしい成果にいたるわけです。

食べ物って大切なんですよね・・・自分が食べる食べ物で自分のからだの全てができてるわけですから。

巻末に「王者のレシピ」(グルテンフリーパスタやスムージーやあれこれ)、おすすめ食品ガイドも!!「ソバ」や「アワ」叫びや「シラタキ」もありましたよ♪日本食ってやっぱりいいんですよねニコニコ

他にもメンタルなお話とかエクササイズの方法とか。載っていた「ダイナミック・ストレッチ」さっそくやっています!!チョキ

スポーツはもともと縁遠いほうなのでwwアスリートの本とか購入したのは初めてです。

でもこの本は線を引きまくりで読みました。お薦め本です!!

・・・翻訳者がタカ大丸さんという方なんですが、この方の書かれた「訳者あとがき」もすごく熱くてよかったです!!ラブラブ!