テロリストの息子 (TEDブックス)/ザック・エブラヒム

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TEDでのスピーチをもとにしたノンフィクションです。(go.ted.com/ebrahim)

ザックが7才のとき、ザックの父親はジハードとしての殺人を犯します。

アメリカ人の母と姉弟とともに敬虔なイスラム教信者としての幸せな生活があったのに、いつの間にか狂信的なテロリストになっていた父汗

父親は収監された刑務所内でさらなるテロを組織と共に計画し、そのうちの一つは不幸にも実行されてしまう。(世界貿易センター爆破事件)

犯罪者、それも非道のテロリストの息子としての人生。何十回もの転校、どこに行ってもつきまとう苛め。経済的困窮。そしてなにより、愛する父への思い。はじめは無実を信じイスラム教を信じているけれど、やがてすべての信頼は揺らいでいく・・・

想像もつかない苦悩があったと思うのですが、現在の彼はかつての最愛の父をきっぱりと拒絶し、非暴力による平和を訴える活動をしています。

ザックが絶望のなかでもいろんな人と出会いいろんな経験をとおして、前向きの人生観で生きれるようになれたのはあるいみ奇跡のようです。ふつうは絶望や暴力の日々は負の連鎖となってもおかしくないww

世界中で恐ろしいテロが後を絶ちませんが、どんな理念があってもひとの命をうばっていいような理屈は絶対にないとおもうし、翻ってひととしてのあたりまえな幸せを求めるようになってほしいです。難しいことなのでしょうけどあせる

この愛情深かった父親がついにはジハードを決意するのも・・いろいろな目にあうんですよね・・悲嘆にくれたなかでの唯一の希望の道みたいにみえていくわけです、献身という名の殺人行為がwwww

だからやっぱり人は楽しく幸せになれるように全力で努力するべきだと思います。たまに、人の不幸が自分の楽しみ叫びみたいなひといますけど、でもそういうふうになってしまった悲しい原因があったのかもだし、本当に愛しあう人がいて喜びがいっぱいだったらちがってくるかも。

(本文より)
「生れたときから憎むために育てられ、その心を歪められ、武器にされた人間だって、自分がどういう人間になりたいかを選択できる」





ところでここのところ固い本の記事ばかり書いてますがDASH!

けっしてそういうタイプ?ではないですのでwwww

本が大好きであれこれ読み漁る結果、心に残る本を書きとめてるという感じで。

本はいつも複数を並行して読むタイプなのでwww上記のようなシリアスなのを読みながら同時にたいていはファンタジーかミステリーを読んでいます(不謹慎かもですがw)

今現在はこれです!!メチャおもしろすぎ!!


デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF)/フランク ハーバート

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