Genocidal Organ (English Edition)/Project Itoh

¥価格不明
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今日3月20日は伊藤計劃氏の命日。
2007年のデビュー作「虐殺器官」(上記は英訳版)からわずか2年の活動期間を経て、2009年3月、癌の為に亡くなりました。
闘病期間が約9年。「虐殺器官」は癌転移後の苦しいなかで10日ほどで書きあげられたといわれています。
出版が決まって、開胸手術のわずか4日後に病室でゲラチェックをした伊藤氏。(本人のインタビューでの談。)
昨年、他の伊藤作品とともに劇場アニメ化のはずだったのですが、ユーリの一番好きなこの作品だけ製作会社のトラブルとかで頓挫してしまいました。
2016年中の完成をめざして現在取り組み中ということです。
さてこの小説は翻訳されて欧米でも出版されましたが、このほど実写映画を撮ろうという動きがあるようです。
監督が韓国のパク・チャヌク氏、プロデューサーがショーン・ダニエル氏のアメリカ映画ということです。
こういう話って企画だけはでても実現までなかなか至らないことも多い気がするので、どうなるかわかりませんがww でもそうやって注目されること自体ファンとしてはうれしいです。
本音を言えば・・・ユーリにとっての「虐殺器官」はあくまで言葉によってつくられた小説世界で、アニメにせよ実写にせよ映画はきっと別物wwという気持ちですが。
この虐殺の物語は、詩情あふれる美しい物語なので。
小説冒頭、死屍累々が描かれながらなおファンタジーな美しさを持つ不思議。言葉の深い力。
漫画にもなっていてコミック誌に連載のものがネットで一部見れますが、それはやはりユーリにとっては絵がとても残酷だったしww
今回の実写映画も、監督があのパク・チャヌク氏となると(「オールドボーイ」)・・・ズバリな映画になりそうです
たとえば「落下の王国」のターセル・シン監督だったら・・とか思ってしまうwww
でも伊藤さんの作品を多くの人が知るきっかけになればうれしいですし。
そして新たに原作の小説を読んでなにかを感じる人があればまたうれしいです。全てのひとにとっての秀作というのは無いと思いますから。人それぞれの感性、好みで。
伊藤さんの命日にあたって、ある故人の作家へ向けて伊藤さんご自身がブログに書かれた文章を少しここに写したいと思います。
「人が死んだとき、それを悼みとともに思い返すとき、ぼくらはどんな言葉を口にすればいいんだろう。 ぼくはいままで、ずっとこの言葉を使ってきた。
ありがとうございました。
あなたの物語は、今の私の一部を確実に成しています、と。
あなたの言葉は、今の私の一部を確実に縁取っています、と。・・・」
なので私も、伊藤さんに、すばらしい作品をありがとうございました。これからの日々にも、ありがとうございますと・・

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今日3月20日は伊藤計劃氏の命日。
2007年のデビュー作「虐殺器官」(上記は英訳版)からわずか2年の活動期間を経て、2009年3月、癌の為に亡くなりました。
闘病期間が約9年。「虐殺器官」は癌転移後の苦しいなかで10日ほどで書きあげられたといわれています。
出版が決まって、開胸手術のわずか4日後に病室でゲラチェックをした伊藤氏。(本人のインタビューでの談。)
昨年、他の伊藤作品とともに劇場アニメ化のはずだったのですが、ユーリの一番好きなこの作品だけ製作会社のトラブルとかで頓挫してしまいました。
2016年中の完成をめざして現在取り組み中ということです。
さてこの小説は翻訳されて欧米でも出版されましたが、このほど実写映画を撮ろうという動きがあるようです。
監督が韓国のパク・チャヌク氏、プロデューサーがショーン・ダニエル氏のアメリカ映画ということです。
こういう話って企画だけはでても実現までなかなか至らないことも多い気がするので、どうなるかわかりませんがww でもそうやって注目されること自体ファンとしてはうれしいです。
本音を言えば・・・ユーリにとっての「虐殺器官」はあくまで言葉によってつくられた小説世界で、アニメにせよ実写にせよ映画はきっと別物wwという気持ちですが。
この虐殺の物語は、詩情あふれる美しい物語なので。
小説冒頭、死屍累々が描かれながらなおファンタジーな美しさを持つ不思議。言葉の深い力。
漫画にもなっていてコミック誌に連載のものがネットで一部見れますが、それはやはりユーリにとっては絵がとても残酷だったしww
今回の実写映画も、監督があのパク・チャヌク氏となると(「オールドボーイ」)・・・ズバリな映画になりそうです

たとえば「落下の王国」のターセル・シン監督だったら・・とか思ってしまうwww
でも伊藤さんの作品を多くの人が知るきっかけになればうれしいですし。
そして新たに原作の小説を読んでなにかを感じる人があればまたうれしいです。全てのひとにとっての秀作というのは無いと思いますから。人それぞれの感性、好みで。
伊藤さんの命日にあたって、ある故人の作家へ向けて伊藤さんご自身がブログに書かれた文章を少しここに写したいと思います。
「人が死んだとき、それを悼みとともに思い返すとき、ぼくらはどんな言葉を口にすればいいんだろう。 ぼくはいままで、ずっとこの言葉を使ってきた。
ありがとうございました。
あなたの物語は、今の私の一部を確実に成しています、と。
あなたの言葉は、今の私の一部を確実に縁取っています、と。・・・」
なので私も、伊藤さんに、すばらしい作品をありがとうございました。これからの日々にも、ありがとうございますと・・
