明日と明日 (ハヤカワ文庫SF)/トマス スウェターリッチ

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濁った茶色い川の泥に半ば埋もれた若い女性の遺体。犯人捜索のために何度も現場に赴く調査員のドミニク。
しかし彼が訪れるのは実は電脳世界のアーカイヴの中。失われたはずの過去は、空間、色彩、音声等全てがそのままに再生されてそこにある。
何度も何度もリセットして、時間を設定し光度を調節して繰り返し遺体のそばへと侵入する。
最愛の妻をテロで失っている彼はまた、その妻に会うためにもアーカイヴに入り浸る日々。「過去」はいつでもそこに出現する・・。。
一方日常生活では、人々は脳に埋め込まれた”アドウェア”であらゆる情報と繋がっている。
そういう未来の世界です。(でもとてもリアル。あり得る気がしてきます
)
最初にでてくる被害者の女性をめぐって次々と謎は広がり、後半見えてくる真相は・・・かなり残虐で猟奇的
過去さえも侵入体験できるアーカイヴの世界や、その人の思考にあわせて次々に表示される情報などもすごくリアルで、とてもおもしろく読みました。
SFとしてのおもしろさ以上に、作品全体の持つ独特な雰囲気があって、時々はウルウルと感動したりwww 秀作だと思いました。
本作がデビューの新人作家さんですが、映画化権が争奪戦になったとか。これがきっちり映像化されたらすごい映画になりそうです。

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濁った茶色い川の泥に半ば埋もれた若い女性の遺体。犯人捜索のために何度も現場に赴く調査員のドミニク。
しかし彼が訪れるのは実は電脳世界のアーカイヴの中。失われたはずの過去は、空間、色彩、音声等全てがそのままに再生されてそこにある。
何度も何度もリセットして、時間を設定し光度を調節して繰り返し遺体のそばへと侵入する。
最愛の妻をテロで失っている彼はまた、その妻に会うためにもアーカイヴに入り浸る日々。「過去」はいつでもそこに出現する・・。。
一方日常生活では、人々は脳に埋め込まれた”アドウェア”であらゆる情報と繋がっている。
そういう未来の世界です。(でもとてもリアル。あり得る気がしてきます
)最初にでてくる被害者の女性をめぐって次々と謎は広がり、後半見えてくる真相は・・・かなり残虐で猟奇的

過去さえも侵入体験できるアーカイヴの世界や、その人の思考にあわせて次々に表示される情報などもすごくリアルで、とてもおもしろく読みました。
SFとしてのおもしろさ以上に、作品全体の持つ独特な雰囲気があって、時々はウルウルと感動したりwww 秀作だと思いました。
本作がデビューの新人作家さんですが、映画化権が争奪戦になったとか。これがきっちり映像化されたらすごい映画になりそうです。