【短編小説】夏祭り⑫ | 古畑 時雄(Tokio Furuhata)のブログ

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【朗読】夏祭り⑫

八代神社まで辿り着いた、ハヤトとサツキは
ユウタが待つ八代神社の一本杉へと向かおうとした
 

するとサツキはハヤトに向かって、こう言ったのだ
「ハヤトくん…」「わたしは大丈夫だから、先に行って…」
 

こうサツキがハヤトに言うと、ハヤトはサツキにこう言い返した
「サツキ…」「サツキひとりにして、置いて行けないよ…」
 

そうハヤトがサツキに言ったのだ
するとサツキはハヤトに、申し訳なさそうに
 

「でも…」「ユウタくん、待たせちゃてるし…」
こんな言葉をサツキから、投げ掛けられたのだった
 

ハヤトは此の言葉を聴いて、サツキに向かってこう言った
「サツキ…」「今日の花火大会、此処からふたりで観よう…」
 

そうハヤトは、サツキに言葉を掛けたのだ
サツキは心配そうに、ハヤトにこう言い返した
 

「ユウタくんとの約束、大丈夫なの…?」
こうサツキがハヤトに言うと
 

ハヤトはスマホをポケットから取り出し
ユウタに電話し始めたのだ
 

そしてハヤトは、こんな言葉を口にした
「もしもし、ユウタ…」「ハヤトだけど、ちょとお腹が痛くて…」
 

こう言ってハヤトは、ユウタとの約束を断ったのであった

そしてハヤトとサツキは、八代神社の境内から、二人で花火を観る事になったのであった
 

つづく…