どうくつたんけんたい発足 | かいちょのつれづれいしにっき

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のんびり更新、ネタ切れ御免。
採集に、標本整理に、気ままにやっていこー。
鉱物採集や交換相手のお仲間探しつつ、ときどきどこかで野良採集。
コメントやメッセージもお手柔らかにヨロシクです。

ワタシが用事で行けない日に、こっそり水晶採集に向かったリーダーとお仲間。

 

自分も行きたいなぁー、と思っていたかつて見つけたことがある実績地。

 

あたりをつけていたペグマを見に行ったらしい。

 

「採集に行けないかいちょさんの代わりに水晶を見つけてきてあげたよ。」

 

な、なんだってー!!!

 

「こんなきれいなものが採れた!」

 

 

け…煙水晶…すごく…きれいです。

 

くっそおおおおお!!!

 

「ちなみにサイズはこれね♪」

 

 

 

 

( ゚д゚)。

 

  。 。
 / / ポーン!
( Д )

 

 

 

( ゚д゚)、ペッ。

 

…指のサイズ感よ。

 

キレイだけど米粒サイズ。

 

まぁ、収穫は収穫( ̄▽ ̄;)。

 

天気は曇りだったらしいけど、案の定、ハイキング&掘削工事をして埋め戻すという

 

不毛な作業に終わったらしい。

 

置いていくからよ( ´艸`)。

 

 

 

ということで、翌日は気を取り直してワタシも参加して別のところへ。

 

迎えに行くと…

 

…あれ?お仲間は?

 

「今日は足手まといなので置いてきた。」

 

???いつもはいるのに?

 

「ちょっと寄ってほしいところがある。」

 

はいはい、仰せのままに。

 

「ホームセンターで長靴買う。」

 

長靴?いつもお気に入りの靴でどこまでも行くじゃん。

 

「サンショウウオもいるかもしれない。」

 

あー( ´艸`)、カスミちゃんかー、見たいね、あの辺いるもんね。

 

「かいちょさん、長靴はいといて。ライトも一応。」

 

???、まぁ、そりゃぁサンショウウオ見るなら…でも沢には入らないと思うケド?

 

「いや、今日は雨が降るかもしれないし。」

 

お気遣いどうも。

 

「準備はしっかりしよう。」

 

マスクはいいかー。

 

「いや、自分はしていく。」

 

荷物もよいしょ、いつも通り色々入れて…。

 

「長靴で上がるからストックも。」

 

ストック?そりゃあるけどさぁ…。

 

 

 

( ,,`・ω・´)ンンン?

 

なんかやり取りがうわ滑ってるぞ。

 

一抹の不安。

 

 

 

まぁいいか、上がろう。

 

リーダーは沢をいく。

 

自分は少し外れて沢伝いをいく。

 

カスミちゃーん。

 

まだウパかな( ´艸`)。

 

 

……

 

………。

 

んー、いない!

 

だめか。

 

仕方ない、じゃぁこの辺で探索を…。

 

「今日はもう少し上いくよ。」

 

ええよー。

 

上にも希望はあるもんな。

 

えっさほいさ。

 

 

 

 

そうそう、この周辺。

 

…ここにも辻斬りがおるでよ…。

 

目の前が少し開けてるが、後ろは水のたまった洞窟だ。

 

さ、荷物を置いて、周囲の探索…。

 

いつか入りたいな、ここ。

 

 

 

「さ、行くよ。」

 

( ,,`・ω・´)ンンン?

 

リーダー、どこへ?

 

「どうくつたんけんたい発足!」

 

ハァァァァ( ゚Д゚)?行くのか?マジか?

 

今日?それならもうちょいと心の準備が…。

 

覗きたいとは言ってたし、先々そうしたいけどこれから?

 

うっすらその期待もしてたけど…。

 

「行かんの?」

 

長靴もストックもライトも、あれこれ言ってたのはこれの布石か!…サンショウウオは?

 

「いなかったね、ホラ、行くでよ。」

 

待て待て、今日はまだ心と荷物の準備ができてない(-_-;)。

 

「邪魔になるなら荷物は置いて行け。」

 

ああ、そうするさ、最初は身軽に、安全装備のみで行くわ…。

 

リュックは入り口に置いていく。

 

リュックは弁慶の刀狩状態で、長いタガネやレーキがのぞいてる。

 

これは邪魔だ…。

 

 

 

※ここからは一応安全対策をして探険していますが、危ないことはしてません。

 

※真似して怪我したり病気になってもワタシは一切責任は取れません。

 

じゃぶ…じゃぶ…。

 

ストックで下をつつきながら、はまり込まないように…。

 

ああ、なんとか長靴があったら行けs…。

 

ズブブ…。

 

うおおお…。

 

ストックが埋まる。

 

歩きだして数歩ではまるところだった。

 

まぁ、気を付けて…

 

じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ。

 

ゆっくり周辺を見回しながら。

 

 

 

 

しばらく歩くと足元にはコウモリの糞の山とあたりを埋め尽くす大量のガの死骸。

 

コウモリおるんかー、そりゃ洞窟だもn…

 

チチチチチィーーーー!!!

 

…バササササ。

 

うがぁぁぁぁぁ!

 

おる、ココ、コウモリおるよ。

 

周りにはあっちこっちにコウモリ。

 

 

明るい時間だから寝てる。

 

ホントにあっちこっちで寝てる。

 

いきなりバサバサ飛び立つ…。

 

湿ってカビって臭い。

 

すごい瘴気だ…。

 

周りが煙ってるのはこのせいだろうなぁ…。

 

リーダーだけマスクをしてきた理由はこれか…。

 

こりゃぁ長くはいられないなぁ、と思ったらリーダーが先へ行くわ行くわ。

 

「かいちょさん!ガマだ!」

 

な、なんだってー!

 

 

確かに、ボロボロに荒らされてるけど、壁についた粘土の中にボロボロの水晶が見える!

 

…ボロボロだけど…。

 

小指の先くらいの水晶を一心不乱にかき落とすリーダー。

 

ズルい…。

 

こっちは道具がホジ棒一本で、後からだからチャンスがない。

 

奥へー。

 

 

 

うお!

 

 

ボロボロリン♪

 

掘られてる。

 

触ると粘土質。

 

ガマだったのか!?

 

しかし下の水が汚い。

 

黒っぽいのはコウモリの糞水。

 

クサい。

 

汚い。

 

探すけど石英がない。

 

違うなぁ。

 

 

 

 

ないんだなぁ…。

 

 

 

さらに奥へ歩くとコウモリ乱舞。

 

ずーっとキーキー言いながら10匹くらいが飛び交う。

 

ぎゃー(´;ω;`)!!!

 

写真を撮ろうとスマホを向けたらどんくさいコウモリとぶつかって心が折れる。

 

もう無理ー。

 

ココは諦める…。

 

 

 

違う道へ。

 

風が来る方向へ進むと…落盤しとる。

 

上を見上げると…見えないけど上から吹き降ろしてくる。

 

関係ないと思うケド、ここの足元にはコウモリの死骸がごろごろ…。

 

KOEEEEE!

 

なんだこれ…。

 

テンション下がるぅ…。

 

 

 

冒険して戻ってみると、リーダーは親指くらいの水晶を誰かの掘り跡ズリから発掘してご満悦。

 

な、なんだってー(# ゚Д゚)!

 

ボロボロガマ跡から小さい透明な水晶も探し当ててた。

 

 

なんだそれ!

 

なんなんだそれ!

 

ズルい!

 

準備の差、先へ行く勇気の差で負けた…。

 

ココには夢があるのか!?

 

でも怖い。

 

あんまり無茶はしない、できない。

 

奥まではダメだ。

 

怖すぎる…。

 

今回は収穫0。

 

でも、洞窟の中でも平常心が保てたので、閉所恐怖症、暗所恐怖症はないらしい\(^_^)/。

 

それは収穫( ´艸`)。

 

次回訪問時はもう少し観察をば。

 

(続く)