たつにいさんのブログ

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マラソン、トレイルランニング、ツーリング、エンデューロレース

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この救急箱は椎葉林道の途中「国見岳登山口」の入り口に設置してありました。
やはり山中と言うのは、病院から遠いので、非常時の薬やちょっとした怪我などの救急セットは必要ですね。
それに持病のある人も、自分専用の薬を持つ事が必要だと思いますよ。
この救急箱の中身が気になったので、失礼かと思いながらも蓋を開けて、中身を拝見させて頂きました。
なんと中身は破れた袋に入った、脱脂綿と2~3本の綿棒だけでした。
設置当時はおそらくかなりの薬品や傷薬があったのでしょう。
箱の大きさからそれが伺えます。
しかし心無い人は何処にでもいるものです。

 

「人の善意に甘えてばかりではいけない。」と思い直し、考えさせられた救急箱でした。
仁者(じんしゃ)は仁に安(やす)んじ、知者(ちしゃ)は仁を利(り)す
仁徳のある人は、仁に安住し、知恵のある人は、仁を利用する。
仁でない人は、境遇に左右され、自暴自棄になったり、驕慢(きょうまん)になったりする。

 

ツーリング先での食事は、パンと缶コーヒーが多かった。
今思えば、「もう少し考えて、きちんとしたものを食べていれば良かったなー。」と後悔しています。
しかし、いくら過去を後悔したところで、一度失った時間が戻る訳でもないので「これから何をするか。」「どうすれば好いか。」「これから自分に何が出来るか。」と、過去の失敗を踏まえて考える事が必要ですね。
何事も失敗することなくうまく行けば、よいのでしょうが、人生おもしろいもの、悲しいもので、そうはなかなかうまく行きません。
人は失敗を重ねる事で考え、工夫し、勉強する事で大きく成長するものだと思います。何事もポジティブ、ポジティプに行きましょう。

 

誠(まこと)は天(てん)の道(みち)なり、これを誠(まこと)にするには人(ひと)の道(みち)なり。
真理はすでに天から与えられている。
これをこの世で実現するのが人の道である。

 

ヘルメットは人間の一番大事な頭部を守る大事な道具であり、またライダーである証をアピールするアイテムであります。
その昔わたくしは喫煙者だったので「ヘルメットを取らずにタバコが吸える。」と言う理由だけで、昭栄のジェットヘルメット愛用していました。
そしてスコットのゴーグルとチンガード。
見た目は利便性の良い感じがしますが、ある時転倒してエライ目にあいました。
雨の林道を走行中ある泥濘に、フロントタイヤを取られ、ヘッドスライディング状態で転倒しました。
その時アゴを強打したのですが、あまり痛みを感じなかったのでそのままにして「いつもの事だ。」と林道を走り続けツーリングを続行しました。
傷口はずーっと痛かったのですが・・・。
夕方が近づいてきたので帰ることにし、途中ガソリンスタンドに寄りました。
「いらっしゃませ!」と威勢の良い声を上げて、スタンドマンのにーちゃんが近づいて来ましたが、わたくしの姿を見るなり「ギクリ」とした表情を浮かべました。
そして彼はわたくしに向かってこう言いました。
「おっ、お客さん。首から凄い血が出てますけど・・・・。」
「ええっ?」わたくしは自分のバイクのバックミラーを見ました。
するとスタンドマンの言った通り首の周りに凄い出血の痕跡が見られました。
ですがよくよく見てみると首では無く、出血の出所がアゴでした。
傷口が約3cmくらい口を開けています。
翌日病院に行くと、傷口を6針程縫われました。
これ以降わたくしは「フルフェイス」のヘルメットを着用するようになりました。

 

わたくしが19歳の頃の話です。
免許を取得したばかりのわたくしは寒い時も、暑い時も休みであれば、林道に出かけていたのです。
走る事、遠くに行く事が楽しくてしょうがなかったのです。
しかし、たのしい事ばかりではありません。
多分みなさんが一度は経験した事があるであろう「交通事故」です。
8月の盆休みにまだ見ぬ林道を目指し、ただクソ暑いだけの佐賀県の国道を移動していた時、突然左側の脇道から、一時停止を無視した白いワゴン車が飛び出して来ました。
「遠くへ、遠くへ」と思いながら、短い休みを利用してのツーリングだった為に日々の睡眠時間は削られ、オマケに連日の熱帯夜で、満足に睡眠時間を取れない身体と頭は対処しきれず、そのままノーブレーキで激突。
救急車で運ばれた病院の診断結果は「左足下腿部開放骨折」生まれて始めて足の肉を突き破り、出て来た自分の骨を見ました。
当夜は傷口から進入したバイキンで、40度近い高熱と傷の痛みで眠る事が出来ず、たまらずナースコールで当直の看護婦さんを呼び、解熱剤と痛み止めをもらったのです。
結局肝心の左足は「骨が砕けて、足りないので骨がつながらない。足切るか?」と、言う医師の言葉に一瞬ヒヤリとするものの、左側の骨盤の骨を5cm四方切り取り、折れた箇所に移植。6ヶ月の入院と3ヶ月の血の出るような苦しい、楽しいリハビリを経て無事社会復帰を果したのです。
画像の看護婦さんは、入院中大変お世話になった看護婦さんです。

 


至誠(しせい)して動(うご)かざるものは、いまだこれあらざるなり。
真心を尽くされて、感動しないような人はいない。

 

四国と言えば「うどん」と「四万十川」の2つしか思い浮かばない、知識が貧困なわたくしは、四万十川源流に行きました。
そこは源流なので当然未舗装路の林道なのですが、普通の車やロードバイク、そして大型観光バスまでやって来くるスーパー観光地なのです。
行った所で何が在る訳でもなく、ただ水がチョロチョロと流れているだけでした。
帰り間際にロードバイクに乗っている、2人連れのうら若き乙女に出会いました。
彼女達は初めて走る林道に翻弄され、息も絶え絶えでした。
その姿を見た「心優しき戦士」のわたくしは「ど―れ彼女。わたくしに任せてごらんなさい。」と、彼女達のバイクに乗り、無事に四万十川源流にエスコート差し上げたのでした。
そんなわたくしに、彼女達は美しい瞳に涙をいっぱい溜めて「どうもありがとうございます。この御恩は一生忘れません。
せめてお名前だけでも。」と言います。
わたくしは「いえ、名乗るほどの者ではありません。」と、バイクと共に、彼女達の前から走り去りました。
まるで安い恋愛ドラマのワンシーンの様な事を経験でした。
今思えば、彼女達はその後どうやって「四万十川源流」から帰ったのでしょうか?
今も思うたびに心が痛みます。
 

林道ツーリングが趣味だったわたくしは、寒かろうが暑かろうが何しろ休みの日は林道ツーリングに出掛けていました。
しかし寒さにも限界があります。
そんな時は、バイクで走りながらケツとシートの間に手を入れたり、信号待ちの時にエンジンのシリンダー部分に両手を当てて暖を取っていました。
冬場に大事なのは「体を暖める」と言う事につきます。
バイクは車の様にヒーターがある訳でないので、大事な熱量確保の為に食べ物をたくさん食べました。
わたくしはうどんやラーメンなどの麺類が大好きなのでツーリング先での昼ごはんはもっぱら「うどん」か「ラーメン」でした。
お腹一杯食べた後は林道に突入です。
本気で走れば心も体もポカポカ暖まります。

 

自(みずか)ら反(かえり)みて編(なお)くんば、千万人(せんまんにん)といえども吾(われ)ゆかん。
自分の考えが正しいと確信しているなら、拒む者が数多くいようと、自分の道を進む。

 

北海道 富良野と言えばテレビ「北の国から」で有名な場所ですが、他にも「パッチワークの丘」や「拓真館」などの有名観光地なのです。
泊まった宿のご主人も「ゴロウの家は・・・。」とご丁寧の説明して下さったのだが、わたくしはその肝心の「北の国から」を一度も観た事がないので、多分行ったとしても何も判りません。
わたくし的には、田中邦衛と言えば加山雄三の「若大将シリーズ」に脇役として登場する「青大将」なのです。
この頃ほぼ同時期に、クレージー・キャツの「植木等」主役の「無責任サラリーマンシリーズ」森繁久弥の「駅前・・・」「社長漫遊記シリーズ」が面白かったです。(わたくしは一体何歳なんだ?)
わたくし達が当地を訪ねたのは10月の下旬。
北海道では既に「冬」が近づきつつある晩秋後半の季節でした。
そしてそんな富良野では何処にいっても「ラベンダー」の紫色が目に付きました。
晴れていても画像のようにマスクが無ければ寒くて、バイクで走れません。
当然グローブだって冬用です。
わたくしは元々「観光地」が、あまり好きではなくて、観光地に行くのは極力避ける予定でしたが、愛妻のかつての願いで富良野を訪れました。
富良野を訪れて感じたのですが、よくよく考えてみると「観光地」は風光明媚で素晴らしい景色の所が多いのです。
気分も良いのです。

 

車社会の現代では、普段の生活になくてはならないのが「ガソリンスタンド」です。
免許と車、バイクを持っている人なら、最低1度は立ち寄った事があるでしょう。
林道ツーリングに出ると朝、昼、夜問わず必ずお世話になりますよね。
燃料補給の他に道を聞いたり、ちょっとしたトラブルの修理なんかでも。
林道を走る時に一番頭を悩ますのが「ガス欠」の問題ですよね。
今は日曜日でも営業しているガソリンスタンドがありますが、その昔は日曜日休業の所が多くありました。
おまけに山の中にはあまりガソリンスタンドが無くて、日曜日休業となれば問題は大問題になります。
2サイクルに乗っているライダーには「ガス欠」と言う厳しい現実が待っています。
おまけに予備の2サイクルオイルまで持たなくてはなりません。
どちらにしろ自分のバイクが、最低どれくらいの燃費なのか、普段から把握しておく必要がありますよね。
以前、わたくしはスズキのTS200Rと言うバイクに乗っていまして、そのTSは事の他燃費が悪く、リッター当たり9~10kmと言う、自動車並の低燃費でした。
ですから林道ツーリングに出掛ける時は、予備のガソリンまで積んで出掛けました。
同じ200ccクラスのKDXや、DTはどんなに回しても15km/Lを切る事はありませんでした。
そのTSを乗る前は、ホンダのXL250Rと言うバイクに乗っていまして、このXLは異常に高燃費でした。
新車の頃はリッター40kmと言う、今では信じられないくらいの高燃費で走った事もありました。
ですから10リッタータンクに満タンにしておくと、300km~350kmは走ってくれていました。
昔所属していたチームメンバーに、そのXLに装着出来るアチャルビス製のビックタンクを貰いました。
当時「パリーダカール ラリー」がテレビで放映されていて、わたくしはビックタンクマシンに憧れていたのです。
ですからそれを直ぐにXLに取付けて、ツーリングに出掛けました。
XLにビックタンクが付いたと言うだけで、気分的にはシリル・ヌブーかユベール・オリオールでした。(当時のパリーダカのスター選手)
そんなパリーダカ気分のXLは、フロントにはガソリン35リッター満タン、リヤにはキャンプ道具が満載。
XLの足つき性がセロー以下と言う異常なシート高になりました。
その時は2泊3日で宮崎県諸塚村周辺の林道を走ったのですが、地元に着くまで、ガソリンを注ぐ事はありませんでした。
しかし、喜んでばかりは居られませんでした。
転倒した時なんか、タンクが重い、リヤの荷物が重い、バイクが重い(XLは乾燥重量122kg)で一人で起こせませんでした。
ですから林道などで転倒する度に「まずリヤの荷物を全て下してからバイクを起こし、リヤに再度荷物をくくり付ける。」と言う面倒な手順を踏んでいました。
当時はヘタクソだったので、一日のうちに何度も転んでいましたので「その度に「荷物を全て下してからバイクを起こし、リヤに荷物をくくり付ける。」をバカみたいに繰り返していました。
そして嫌になったわたくしは、とうとうビックタンクを外しました。
その時わたくしの心の中で「パリーダカール ラリー」が終わりを告げました。

 

学(まな)びて然(しか)る後(のち)に足(た)らざるを知(し)り、教(おし)えて然(しか)る後(のち)に困(くる)しむを知(し)る。
学んでみて始めて、自分の足りなさが分かり、教えてみて始めてその難しさがわかる。

 

讃岐のこんぴらさんの名で親しまれている金刀比羅宮(ことひらぐう) は、琴平山(象頭山)の中腹に鎮まります金刀比羅宮。
「讃岐のこんぴらさん」として、全国から多くの参詣客で賑います。
参道には名物の石段が、本宮まで785段、奥社まで1368段あります。
最後の「奥の院」まで行くと、結構なカロリー消費です。
わたくしは画像のような「モトクロスウエア」と「モトクロスブーツ」で1368段を登りきりました。
でもわたくしは勝手に階段はずっと、長く続いているものだとばかり思っていたのです。
ですが平らな場所もあるのです。
そして両脇には土産物屋さんが並んでいます。
『ぺらぺらうどん』なんてものを発見したりしました。
お店の人は「お鍋に入れるといい」と聞いてもいないのに勝手に教えてくれました。
きしめんじゃないのか???
四国と言えば讃岐うどん。
香川と言えば讃岐うどん。
讃岐と言えば讃岐うどんです。
名物(?)のしょうゆうどん。
わたくしは食べたことがなっかったのですよね。
こに時初めて食べました。

 

志(こころざし)は満(み)たすべからず、楽(たの)しみは極(きわ)むべからず。
望みは、かなえられないのが良いし、楽しみは、ほどほどが良い。

 

林道ツーリングに限らず悪天候や道路工事などで「通行止め」と言う現場に出くわす事がありますよね。
特に連休などで遠くに行った場合なんか、その地方の道路事情等が事前に解からなくて、そのような憂き目に会う事が度々あります。
ツーリング前に「ここに行こう。ここも走ろう。あそこも走ろう。」なんて計画を立てて、ルート設定をするのですが、いざ現地で「通行止め」の看板を見つけるとガックリです。
ツーリングでは限られた日数で、最短距離でルート計算をしているのです。
その時走る予定にしていた林道が走れなくなると、大きく迂回して他の道を選んだりしなければならなくなってしいます。
結果として時間が大きくロスしてしまいます。
限られた休みの中でたくさんの林道を走ろうと考えているので、通行止めは悲しい出来事なのです。
画像の場所は愛媛県にある「猪伏林道」です。
ここは国道33号線の久万町から「不ニ峰林道」を通り、「猪伏林道」を通ると結構な距離のダートランを楽しめます。
そしてこの「猪伏林道」を抜けると有名な「四国カルスト」に出る事が出来ます。
この「四国カルスト」は山の頂上付近に位置していて、広くてキレイなキャンプ場があります。
景色も抜群ですよー!他にも宿泊施設が数件あり、観光を兼ねて宿泊するのも楽しいと思います。
「猪伏林道」は以前にも数回走った事があるのですが、約60%の確立で通行止めで、四国林道ツーリングにおいてはかなりの難所でした。

 

 

禍福(かふく)は門(もん)なし。唯(ただ)人(ひと)の召(まね)く所(ところ)なり。
幸不幸は、その人の運命によって定まっているのではない。
その人の思いが、招き寄せた結果である。