この救急箱は椎葉林道の途中「国見岳登山口」の入り口に設置してありました。
やはり山中と言うのは、病院から遠いので、非常時の薬やちょっとした怪我などの救急セットは必要ですね。
それに持病のある人も、自分専用の薬を持つ事が必要だと思いますよ。
この救急箱の中身が気になったので、失礼かと思いながらも蓋を開けて、中身を拝見させて頂きました。
なんと中身は破れた袋に入った、脱脂綿と2~3本の綿棒だけでした。
設置当時はおそらくかなりの薬品や傷薬があったのでしょう。
箱の大きさからそれが伺えます。
しかし心無い人は何処にでもいるものです。
「人の善意に甘えてばかりではいけない。」と思い直し、考えさせられた救急箱でした。
仁者(じんしゃ)は仁に安(やす)んじ、知者(ちしゃ)は仁を利(り)す
仁徳のある人は、仁に安住し、知恵のある人は、仁を利用する。
仁でない人は、境遇に左右され、自暴自棄になったり、驕慢(きょうまん)になったりする。