神保町 可以@神保町
約9年ぶりとなる「神保町 可以」に再訪問しました。
数々の有名店を輩出し東京を代表する名店で豚骨魚介のパイオニアとして知られ今年4月創業20周年を迎えた「渡なべ」のオープン当初は4店舗目の直営店として開店し、現在は2号店になるのが神保町 可以。
2010年3月2日オープンの神保町 可以はオープンして数日後に行き最初は味噌らあめん、味噌つけめん、辛味噌つけめん、醤油らあめん、醤油つけめんを提供してる店としてスタートして特に「味噌らあめん」は、しょっぱさと魚介出汁を合わせたは唯一無二の味わいで独創的で他にはない味噌らあめんが賛否両論を呼んだがメニューから消えてしまい個人的には好きだったので残念だった。
その後2011年5月28日つけ麺専門店にリニューアルし、この「つけ麺」が今の時代ではそこまで目新しさはないが当時では珍しく、つけ汁を1種類か2種類選べる一色つけめんと二色つけめんが看板メニューになり、さらにつけ汁を楽しみたい方は+100円で追加できるなど斬新でした。
そんな神保町 可以がコロナ禍の緊急事態宣言により2021年4月25日から6月20日まで休業し、営業再開と共にプチリニューアルして山形の某店インスパイアなラーメンを始めますと渡辺樹庵氏が告知し、山形県には数々のご当地ラーメンや有名店が存在するがメニュー名は煮干し中華そば、デフォで背脂は入らないので、希望の方はアブラ入りでとお伝えくださいとも言われ、もうラーメンフリークなら誰もが知る「酒田に本店」を構える有名店のインスパイアを提供すると確信し、久しぶりに可以が話題になりました。
すぐにでも行きたかったのですが気付けば年を越してしまい、やっと今年初めに食べることができた。
お店の場所は神保町駅A4口から徒歩1分ほど。
A4口からすぐ近くのサンエスビル1Fにあります。
神保町もラーメン激戦区の街ですが、可以の先にも人気店が何軒かあるなど特にこの辺りは神保町でもラーメン店が密集したエリアです。
店内はオープン当初と変わらず奥行きがあり渡なべスタイルらしい大人な空間で落ち着いた雰囲気と洒落た内装。
厨房前にL字型カウンター12席。
店長と思わしき方1人で切り盛りし、夕方18時過ぎに到着すると先客1後客と空いてました。
私と同じく煮干し中華そば狙いで来た先客のおじさんがずっと店長に話し掛けており、店長もまだ話し掛けてくるの?と顔に出てました…
券売機。
メニューは、煮干し中華そば850円・生姜醤油ラーメン830円・濃厚つけめん850円・大盛り(ラーメン用)100円・濃厚つけめん850円・特盛り(つけめん用)50円・特大盛り(つけめん用)100円・辛味(つけめん用)50円・海老味(つけめん用)50円・味付玉子120円・焼豚200円・メンマ100円など。
煮干し中華そばの他に樹庵氏がプロデュースしたお店などで提供してる生姜醤油ラーメンと濃厚豚骨魚介のつけめんがあります。
サイドメニューは無く、トッピングも味付玉子、焼豚、メンマのみとだいぶ減りましたね。
つけめんは中盛(270g)・大盛(360g)まで同料金。
卓上調味料はミル入り黒粒胡椒・一味唐辛子。
注文したのは「煮干し中華そば(豚脂あり) 」¥850
店頭の縦看板に豚脂あり・なしお選び下さいと小さく書かれてる以外他に掲示されてないがありと言えば白い粒の脂身が入り、確かにあの店を彷彿させるルックスだけど実際は似てるだけであくまでもインスパイアの煮干し中華そばという印象でした。
スープは清湯煮干し醤油味。
鶏ガラなどの動物出汁に煮干しを効かせた構成と思われ、肝心の煮干し出汁はその山形の店同様そこまで煮干しを主張させてはなくじんわりと効かせ動物出汁もメインではなく土台として支えてる役目を果たしてる程度なので煮干しを前に出しつつバランスが取れてた味わい。
醤油ダレは普通にコクが出た位で、脂身効果により甘味とパンチがややプラスされてる印象で、アブラ入りにしなかったら物足りなかったかも。
麺は自家製の太縮れ。
山形の店と同じ手打ち風の太縮れ麺だけど少し異なる印象で、不揃いでランダムな太さはワイルドな感じで小麦風味も高めでムッチリした食感。
ボコボコした感じが無かったので、その店を意識しすぎちゃうと全然違うと思う方もいるかも。
具はチャーシュー2枚・細メンマ・輪切り白ネギ。
チャーシューは焼豚と表記してるだけあり香ばしさが口内で広がりジューシーな旨味で美味い。
インスパイアとして見てもハイレベルだけどそれ抜きで見ても個性ある煮干し中華そばなのは確か。
また間を空けて食べてみることにして次は生姜醤油ラーメンを食べよう。
神保町 可以
東京都千代田区神田神保町2-2-12 サンエスビル1F
03-5215-5623
11時~20時
無休(土曜日臨時休業あり)