中華蕎麦 ひら井@北府中/国分寺
2021年5月10日オープンの「中華蕎麦 ひら井」に行きました。
去年オープンした首都圏の新店でオープン前から大きな話題となった店が2軒あり、1軒は超有名店出身の1番弟子の店で、もう1軒は有名行列店のセカンドブランド。
それらの2軒と比べるとオープン前から話題にならなかったが味の評判がじわじわ知れ渡り気付けば長い行列店の仲間入りを果たしたのが中華蕎麦 ひら井。
店主は大学時代に二郎系のアルバイト経験があったそうですが本格的に約6年間修業した店が「ラーメン二郎 八王子野猿街道店2」で、その後製麺機メーカー大和製作所の営業マンとして勤務した後ラーメン界に転身し、ご自身の店を開店。
二郎系で修業して独立された方はほぼ修行先と同じ二郎風のラーメンでいくけど、ひら井は修行先と異なる動物系素材のみで作られたつけ蕎麦と中華蕎麦を提供。
このようなオリジナルの味に辿り着くのは珍しく、これは気になるすぐにでも行きたいと思ってたがすぐに行列店になってしまいタイミングを逃しやっと行くことができた。
お店の場所は北付中駅・国分寺駅南口から共に徒歩18分ほど。
どちらの駅からも地味に遠く歩き、都道14号線 東八道路と都道133号線 国分寺街道が交わる栄町交番前交差点を越えた国分寺街道沿いにあります。
この先も行列店なのは間違いないだろうし少しでも並ぶ時間を短くしようと風も雨も強い荒天が昼時前に収まった13時30分頃に到着すると予想通り並びは少なく5人でした!
先に食券を購入してから列に並ぶシステムなので中に入って購入して再び外に出て最後尾に着いてすぐ案内されほぼ待たず座れた。
店内は奥に長めの造りで厨房も含め十分な広さはあり内装はシックで落ち着いた洒落た感じ。
店奥に製麺室があって出入口付近に製麺用の粉が多く積まれてました。
厨房前にL字型カウンター7席、店奥に4人掛けテーブル席1卓。
厨房に店主と男性スタッフ2人の3人体制で切り盛り。
券売機。
全メニューは、チャーシューつけ蕎麦 並1400円・つけ蕎麦 並1100円・チャーシュー中華蕎麦 並1200円・中華蕎麦 並900円・大+100円・特大+200円・味玉100円・チャーシュー増300円・メンマ200円・ネギ100円・のり100円・白米100円・チャーシュー丼400円。
つけ蕎麦と中華蕎麦の2種類のみで、味噌つけ蕎麦・辛つけ蕎麦・汁なし蕎麦のボタンはありますが全て売り切れ表示で限定メニューとして提供したことがあるっぽい。
ほぼ並ばずに席に着けたのはよかったけど狙ってたつけ蕎麦が売り切れランプが点灯し、こんな天気の悪かった日で売り切れなんてある?と思ったら数量限定のようですね…
先客で連食してた方がいて店主に「連食して頂きありがとうございます」と言ってたのでちょっと遅かったか…
ちなみに毎週金曜は中華蕎麦のみで営業です。
カウンターには、お品書きと麺やスープなどの説明書きが裏表に書かれたのが置いてます。
卓上調味料はカウンターには置いてなかった。
注文したのは「チャーシュー中華蕎麦 並」¥1200+「チャーシュー丼」¥400
チャーシューも推してるみたいなのでチャーシュー中華蕎麦とチャーシュー丼を。
ありきたりな粘度が高そうな濃厚豚骨ラーメンとは一目で違うと分かる豚骨ラーメンチックなルックス。
スープは濃厚動物醤油味。
オォ~!これは評判になるのも分かる味わいですぞ!
魚介出汁不使用の豚ゲンコツ・豚頭・牛骨・鶏ガラ・モミジを使用した動物出汁オンリー濃厚動物系スープとなり、強いて言うなら豚骨素材が突出してたけど他の素材が融合することにより生まれる圧倒的な存在感で深みのある濃密な旨味が堪能できます。
濃厚ドロドロスープに思われる方もいるかもしれないが、全く粘度や油などに頼らず口当たりは意外にも軽やかで重たさは残らず。
タレはやや控えめでしたがコクは十分あると思うけど出汁主体のスープです。
これで終わらないのが今風の新店で、この濃密動物スープの仕上げに炭火焼きチャーシューを燻す際に肉から出た炭火焼き油を香味油代わりに入れており、スモーキーな香りが丼ぶりの中で漂い動物系スープに相当マッチしてました!
麺は自家製の中細ストレート。
北海道産春よ恋、はるきらりを使用して作られる低加水の中細麺で、ザクっとした食感にコシもあり歯切れも良く啜り心地も非常に良かった。
具は炭火焼豚バラ・肩ロース・真空調理肩ロース・メンマ・海苔・九条ネギ。
チャーシュー中華蕎麦にすると炭火焼豚バラと肩ロースに真空調理した肩ロース3種が入り、炭火焼は香ばしいスモーキー風味とジューシー感。
肩ロースは旨味が1番詰まり、真空調理肩ロースはしっとり柔らかで全種類美味!
チャーシュー丼はランダムにカットされた炭火焼チャーシューがたっぷり入り刻み海苔がのせられマヨネーズが添えられてます。
香ばしいチャーシューはご飯との相性も抜群だったけど味付けはほぼされてなく炭の味わいがやや強くオリジナリティー高くボリュームもあり満足ですね。
動物系スープだけでも独創的な濃厚感ですが炭火焼き油を浮かべ唯一無二の味わいに仕上げ、自家製麺も各種チャーシューも予想を超えるハイレベルな美味さでした!
つけ蕎麦も食べたいので、次は開店前に並びシャッターして確実に食べます。
中華蕎麦 ひら井
東京都府中市栄町2-11-7
042-319-8389
平日 11時~15時
土曜 11時~17時
日曜・第1,3,5月曜定休日