こむらさき 天文館店@天文館通
鹿児島県遠征3軒目。
昭和25年創業の「こむらさき 天文館店」に行きました。
ここまで食べてきた「ラーメン専門店のぼる屋」・「ほりえラーメン」と食べて来ましたが、のぼる屋が新生店として
見なければ1947年に創業し、ほりえラーメンは1960年創業と半世紀以上の歴史がある紛れもない鹿児島のレジェンドラーメン店です。
鹿児島にはまだまだ半世紀以上歴史ある有名店があり
そのお店がこむらさき 天文館店。
こむらさき 天文館店も鹿児島に来たら必ず食べてみたいと長年思い、全国のラーメンにも詳しい方ならこの屋号こむらさきはピンとくるはず。
1950年に創業したこむらさき 天文館店は先代の女将と台湾人の男性夫婦で始めたそう。
こむらさきという屋号のラーメン店は細かく見ると何軒か
存在しますが、こちらのこむらさきは江戸時代の売れっ子
花魁の名前にあやかり商売繁盛を願ってつけられたそう。
そのこむらさきというラーメン店の中でも全国区に有名な
こむらさきが熊本にある昭和1954年に創業「元祖熊本ラーメン こむらさき 本店」。
「新横浜ラーメン博物館」にも1994年の開館から現在も新横浜店として出店しているほどの有名なこむらさきで、もう1軒ラーメン好きの中では知られてる有名なこむらさきが宮崎にある「こむらさき 大淀店」。
この同じ屋号を使用してる三大こむらさきですが、豚骨ラーメンなのも同じですが味も見た目も関連性や経営なども異なる全くの無関係。
しかし、熊本のこむらさきと鹿児島のこむらさきは全然関係がないとまではいかず、熊本のこむらさきの創業者が鹿児島のこむらさきを食べて感動し屋号を拝借したそうです。
お店の場所は天文館通駅から徒歩1分ほど。
鹿児島一の繁華街天文館のア-ケードにぎわい通り沿いにあります。
この近辺には有名ラーメン店も多々あり、こむらさきは激戦区のど真ん中にある。
ちなみに2004年9月鹿児島中央駅ビルに支店としてオープンした「こむらさき アミュプラザ鹿児島店」があります。
店内は広くて綺麗で明るい中華料理店風な造りで、2階にも席があります。
1階はオープンキッチンで厨房を囲むコの字型カウンターが多数、2階にはテーブル席と小上がり席もあって1階と2階合わせて71席あるみたい。
男性スタッフ3人体制で切り盛り。
席に着くと、お冷とこむらさきの情報が紫色でプリントされた箸入れに入った箸とたくあんの漬物が提供された。
お品書きは店内入ってすぐのレジのところにあり、先に会計をしてから席に座るシステム。
主なメニューは、鹿児島産黒豚チャーシュー入り 並950円、大1300円・ごはん100円。
並は1000円から値下げしたそうですが、それでも950円とかなりお値段は高め。
前に食べたほりえラーメンが300円なのでこの差は異次元と思えてしまったが、それでも観光客も含めお客が入ってるんだから凄い。
なお、今回の遠征で断トツに一番高いラーメンでしたね。
卓上調味料は胡椒・塩・唐辛子。
他に刻みニンニクもありました。
注文したのは「鹿児島産黒豚チャーシュー入り ラーメン 並」\950
1300円もする大も生で見てみたかったが並を。
作り方を見てると、ほりえラーメン同様丼に茹であがった
麺を入れ油・具・タレを投入し最後にスープを注いで完成。
やはりこの作り方は独自性が強く、この時点ではちょっと
違和感あったね。
ルックスは乳化してるように見える白濁豚骨スープに一口
サイズの黒豚が多めにのり、たっぷりの細切り茹でキャベツが盛られている。
スープは豚骨醤油味。
このスープがまた独特で、鶏も使用してるそうですが思ってた以上に乳化は進んでなく鹿児島らしいクセがないあっさりした豚骨ベースに、具でのってる椎茸の旨味とキャベツの旨味というか甘味が溶け込んだスープ。
軽く酸味も効いており、醤油ダレは奥深いコクがあるけど
甘味も強めでこの甘さはキャベツではなくタレなのかも。
このスープは好み分かれそうだけど、私はあまり違和感なくグイグイといけましたね。
麺はかん水不使用の中細ストレート。
これまた麺も独特で、軟らかい茹で加減でしたが凄い分かりやすく言うと非常に素麺に近い食感です。
この麺と似てるラーメン店はないんじゃないかと。
具は黒豚チャーシュー・細切り茹でキャベツ・椎茸・万能
ネギ。
黒豚チャーシューはやや薄切りの小ぶりで質も良いとは思うけど、小さいのであまり良さが分からないかも。
小さく切らず通常のお店みたく何枚か普通サイズで食べてみたらまた印象が良かったかも。
椎茸はちょっとアクセントになってるが、大量のキャベツは
ボリューム感ありまくりでなかなか減らず腹に溜まります。
個人的には普通に食べれたので好みから外れることはありませんでした。
長年食べてみたかったラーメンだったので、その達成感には満足。
こむらさき 天文館店
鹿児島県鹿児島市東千石町11-19
099-222-5707
11時~21時(L.O20時30分)
木曜11時~16時
第3木曜定休日