うらしま@打田
近畿地方遠征、奈良県の次に向かったのは和歌山県。
和歌山のラーメン、いや和歌山と言えば「和歌山ラーメン」がなんと言ってもご当地食でも全国的に知られていますね。
その和歌山ラーメンも都内を含む首都圏でも1990年後半辺りからお店が増え始め、一時期はかなりの数の和歌山ラーメン店が出店していました。
やはり首都圏の和歌山ラーメン店いずれは本家本元の和歌山ラーメンを食べてみたいと野望をもっていた。
てな事で和歌山ラーメンの旅の始まり~。
和歌山遠征1軒目は、文句なしにここから食べると決めていた「うらしま」に訪問しました。
普通ならもっと全国的にも知られてる有名店から廻りたいところだが、和歌山ラーメンを何十軒も食べ歩いた方が1番美味しかった店はうらしまと言われてる方もいて、絶対フラれずに楽しみにしていたお店なので1軒目に行った。
うらしまは1976年に和歌山中心部から外れた紀の川市にある「うらしま食堂」として創業。地元の方を中心とした人気の食堂だったが、3、4年前に食堂系メニューが無くなり、和歌山ラーメンのみを提供するラーメン専門店うらしまへとなったようだ。
現在は二代目?が後を継ぎ、その方になってからラーメン専門店になったっぽい。
ちなみに1976年創業だけど、他の有名和歌山ラーメン店に比べると断然若い店となるΣ(゚д゚;)
そしてラーメンフリークの中では知られてる店だけど、和歌山ラーメンを提供するラーメン店の中では断トツにハードルが高いお店として有名なのです。
なんと!営業時間は昼の約2時間半(早仕舞いあり)のみ!
このハードルに泣く泣く断念したフリークもいるでしょう。゚(T^T)゚。
私の知る限りずっとこの営業時間ですね。
お店の場所はJR和歌山線打田駅から徒歩10分ほど。打田駅を南下して行くと、国道24号線沿いに出るので右に向かって歩いて行くと年季が入った外観に中華そばの暖簾がポツンと見えてくるので、この店がうらしまです。
道路も周りもなかなか栄えてるのに、うらしまの敷地内だけ昭和にタイムスリップしたような空間で驚いたよ(ノ゚ο゚)ノ
店内も外観と同じく年季が入った食堂と呼ぶに相応しい造り。中央に10人位座れる長いテーブル席が1卓と4人座れる小上がりの座敷席が両端に計5卓ある。
厨房は仕切られていてあまり見えないようになっており、漫画本が棚に置かれていて見ながら食べてる方もいた。
一体どんな方達が切り盛りしてるのかと思ってたけど、調理してる方はエッ~!眼鏡掛けた髪長めの若い男性でしたよ!多分30代前半だと思うけど、下手したら20代かも?ホール兼調理補助はおばちゃんだったけど親かな?
恐らく息子か孫がうらしまを継いだのは間違いなさそうだね。
席に着くとグラスを持ってきてくれます。
お冷は給水器があるけど、2ℓの麦茶が入ったペットボトルが席に置かれてるので好きな方を。
メニューはこんな感じ。
全メニューは、中華そば500円・中華そばダブル650円・めしの3種類のみ。
中華そばダブルは麺大盛りのチャーシューが2枚増えたもの。めしの値段は書いてないが150円でたくあん付き。
前は持ち帰り用ラーメン400円もあったらしいが、恐らく今は売ってないんじゃないかな。それにしても値段が安いですね。
会計は食後おばちゃんに渡す後会計制。
卓上調味料は胡椒。
注文したのは「中華そば」\500
和歌山ラーメンを彷彿させる見事なビジュアルだが、焦げ茶濁色が見た目からしてかなり濃いのが分かる。
スープを飲んでみると、これはウマい!!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
味わいは醤油の香ばしいコクが強い和歌山ラーメンの豚骨醤油となりますが、豚骨の旨味が群を抜いて超濃厚。
豚の脊髄を砕きこして炊くというスープはもろに豚骨の髄まで出ているのが分かるほど豚骨は突出してるが、決して荒々しく過剰に旨味が強い訳ではなく、コクのある醤油とバランス良く合わさっている濃厚豚骨醤油スープです。
後はこのスープにはすんげ~めしが合うね。ほとんどの客が注文してたし、おかわりしてた人もいた。
ちなみにレンゲは着丼時提供されず、給水器近くにの入れ物に入っておりセルフ。
それにしてもウマい!ずっと唸り続けてしまったよ☆
麺は中細ストレート。低加水気味の麺だが、十分喉越しも良く歯切れが良いです。
具はチャーシュー3枚・メンマ・刻み青ネギ。
チャーシューは小ぶりで柔らかく旨味も残り、味付けもしっかりとされた美味なチャーシューだった。これはもう少し食べたかったな~。
丼ぶりの底には骨粉が溜まってるが、骨粉のザラッとした舌触りがあまり感じないのがまた良かったわ(´∀`)
もう言っちゃうけど、今回食べ歩いた和歌山ラーメンで断トツに濃厚で断トツに1番ウマかったです(≧▽≦)
1軒目でこの唸る味を食べてしまったのでどうしてもこれを基準としてこの後食べ歩いてしまったし、1軒目に行ったのはある意味失敗
こんなに本場和歌山ラーメンはウマいのかとこの後の店にも期待しすぎちゃったし
いつまでも余韻に浸れるウマいラーメンだった!
フリークならハードル高いけど是非食べてみてほしいですね。
今後和歌山に来た際は確実に食べておきたい!
うらしま
和歌山県紀の川市花野20-7
0736-77-5473
11時~13時30分(売り切れ次第終了)
日曜・祝日定休日