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さて、久々の過去振り返りエピソードです。
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今回は一番最初に入院した病院から、リハビリ専門の病院に転院したときのエピソードです。
茨城から埼玉に移ったので、さすがに親も頻繁にお見舞いに来ると言う事はなくなりました。
最初の数ヶ月間は基本的に前の病院と同じでリハビリの時間以外はベッドの上。
本当に退屈な毎日でした。
でも、リハビリは最初とても楽しかったです。
車椅子を自分で動かせることができた!
手が動きにくい状態で自分で着替えることができた!
動かない体をうまく使って自分でお風呂に入ることができた!
日々できることが増えて体力もついてメンタルも明らかに健康的になっていた気がしていたそんな時。
最後はいつもこの心の声で自分をネガティブに追い込んだのです。
「でも、どんなに頑張っても結局歩けないんだよな…」
せっかくできることが増えてリハビリをやっているときは楽しいものの、病室に戻る頃にはうなだれた状態でした。
夜になると余計気持ちは暗くなり、気がつくと毎日下り階段の前で車椅子を止めてぼーっとしていました。
「ここから落ちたら楽になれるかな…」
「いや、階段から落ちたくらいじゃ死なないよな…」
なんて事を毎晩一人でシミュレーションしてました。
気がついたらリハビリも体調が悪いと嘘をつき1日休み1週間休み、1ヵ月に差し掛かろうとしていた時に流石に心配した看護師さんが声をかけてくれました。
「どうしたの?大丈夫?」
僕は、思わず言ってしまいました。
「俺、歩けなくなったら死んでやるから」
こんな事を看護師さんに言ったところで何の意味もないことはもちろんわかってました。
それでも吐き出し口のない孤独な入院生活で唯一言えるのは担当の看護師さんだけでした。
あの時の看護師さんの返答に困った顔は未だに忘れられません。
本当に申し訳なかったと反省しております。
ぽろっと出たその言葉は、やがて僕の逃げの一言になりました。
どうせ歩けないから頑張らなくても挑戦しなくても許される。
どうせ歩けないから…
こんな僕のリハビリ生活はまだまだ2年近く続くのです…
※入院中の写真が少なく、使い回しが多くてすみません![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
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